ちょっぴり寝坊した
休日の朝。
とっくに、
陽は上っていました。
尤も最近では、
ぐっと日の出が早くなり、
立ち会う事が、
なかなか出来ません。
昨夜から今朝にかけ、
ちょっぴり冷えましたが、
日中は春風がそよ吹く、
気持ち良い天気になりました。
その天気も・・そろそろ下り坂とか。
夕方から雨・・なんて言っています。
さて写真は、昨日の菜の花の周りに咲いていた、小さな野の花です。
これらは、随分早くからあちこちで咲いていましたが、
他の花も加わって、賑やかになって来ました。
こんな野の花の咲く土手がある事に、本当に感謝しています。
折しも今日の朝刊に、その土手に関する記事がありました。
こんな詩句も添えられて・・。郷愁の詩人らしい、蕪村の句ですね。
「春風や 堤長うして 家遠し」
「たんぽぽたんぽぽ 花咲り 三々五々」 ~与謝蕪村
ところで、昨日の菜の花。菜の花と言えば、朧月(おぼろづき)が合いますね。
「おぼろ月夜」 という唱歌のせいも、多分にあると思いますが、
菜の花に、朧月・・対照的です。
この 【おぼろ月夜】 については、先日記しましたので、
今日は省略させて頂きます。古き良き日本の美が、
そこかしこに散りばめられている歌です。
【野苺の花】
“・・・溝の外側には背の高い樅の木が一列に並んで
こんもりした良い匂いのする枝を張り出していた。
この溝は年を経るに従って益々美しくなり、
割れ目からは苔や草が生え、
春も早い頃から底の方に紫色のすみれが一杯咲き、
秋には隅々に紫苑や秋のきりん草が
見事に咲き誇るのであった。”
【「虹の谷のアン」 第4章】
『アンの世界』 も、負けていませんね。