昨日と同じような空で明けました。今日も穏やかな快晴。桜日和です。
桜に対する日本人の思いは、昨日も記しましたが、
(いくら記しても記し足りないような気がします)
青空に薄いピンクの桜は、殊の外映えますね。
その花びらの色は、何とも優しい色合いです。
私などは、つい、この花びらで布を染めたら・・
~なんて、思ってしまうのです。
でも花びらでは、せいぜい灰色がかった、
薄緑色にしか染まらないのだとか。
それはそれで・・落ち着いた、味わい深い色なのですが・・。
しかしながら、花が咲く直前の幹を煮出して染めると、
匂い立つような桜色になるそうです。
私達の知らない所で木々は樹液を巡らし、
花の命を膨らませているのですね。
“虹の谷の外では、風はふざけ回り、
騒々しく走り回っても、ここだけは、
いつも優しく吹き過ぎるのだった。
そちらこちら、苔むした樅の根元の上を、
小さな曲がりくねった妖精の小径がついていた。
花時には白い霞のようになる野生の桜が、
谷じゅう至る所、黒ずんだ
樅の木に混じって散らばっていた。
小さな川は琥珀色の水をたたえて
グレン村から谷を流れていた。”
【「虹の谷のアン」 第3章】
日本の桜の季節も素敵ですが、
『アンの世界』 の春も負けず劣らずメルヘンです。
ジム船長 が言うように、こんな春でしたら、
誰だって詩人になれそうですね。
春が来て嬉しいのか蝶も、
気持ち良さそうにあっちの
花からこっちの花へ・・。
生憎、蝶はすぐ逃げて
しまい、カメラに撮る事は、
出来ませんでした。
代わりに、ちゃっかり
収まってくれたのが、
このてんとう虫です。
何とも色鮮やかな虫・・。
虫と言えば、以前は黒や、
こげ茶色の虫だったと
思うのですが、最近では
見慣れない色の、それも変わった色の虫が増えたような・・
これって、気のせい・・? それとも生態系の変化なのでしょうか。
私としては、前者である事を願いたいのですが・・。