【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春風にそよぐ花

2008-04-05 17:50:45 | 香る庭の花綴り


   




   昨日と同じような空で明けました。今日も穏やかな快晴。桜日和です。
  桜に対する日本人の思いは、昨日も記しましたが、
  (いくら記しても記し足りないような気がします) 
  青空に薄いピンクの桜は、殊の外映えますね。

   その花びらの色は、何とも優しい色合いです。
  私などは、つい、この花びらで布を染めたら・・
  ~なんて、思ってしまうのです。

   でも花びらでは、せいぜい灰色がかった、
  薄緑色にしか染まらないのだとか。
  それはそれで・・落ち着いた、味わい深い色なのですが・・。

   しかしながら、花が咲く直前の幹を煮出して染めると、
  匂い立つような桜色になるそうです。

   私達の知らない所で木々は樹液を巡らし、
  花の命を膨らませているのですね。






 

 

   


   “虹の谷の外では、風はふざけ回り、
  騒々しく走り回っても、ここだけは、
  いつも優しく吹き過ぎるのだった。
  そちらこちら、苔むしたもみの根元の上を、
  小さな曲がりくねった妖精の小径がついていた。
   花時には白い霞のようになる野生の桜が、
  谷じゅう至る所、黒ずんだ
  樅の木に混じって散らばっていた。
  小さな川は琥珀色の水をたたえて
  グレン村から谷を流れていた。”

                                      【「虹の谷のアン」 第3章】

   


   日本の桜の季節も素敵ですが、
  『アンの世界』 の春も負けず劣らずメルヘンです。

   ジム船長 が言うように、こんな春でしたら、
  誰だって詩人になれそうですね。



   春が来て嬉しいのか蝶も、
  気持ち良さそうにあっちの
  花からこっちの花へ・・。

   生憎、蝶はすぐ逃げて
  しまい、カメラに撮る事は、
  出来ませんでした。

   代わりに、ちゃっかり
  収まってくれたのが、 
  このてんとう虫です。

   何とも色鮮やかな虫・・。
  虫と言えば、以前は黒や、
  こげ茶色の虫だったと
  思うのですが、最近では
  見慣れない色の、それも変わった色の虫が増えたような・・

   これって、気のせい・・? それとも生態系の変化なのでしょうか。
  私としては、前者である事を願いたいのですが・・。