【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

移ろう花の命

2008-04-09 20:13:02 | 路傍の花~道草




   今日は概ね晴れの天気になりました。
  ただ、霞がかかっているのでしょうか。
  太陽も、絹のヴェールに包まれています。

   霞は春にたなびき、霧は秋に立ち込める・・。
  黄砂でなければいいのです。

   大層、ロマンティックですもの。
  何しろ春にしか、
  お目にかかれないものなのですから。

   右の写真は、ほとんど平地? に
  咲いている桜です。
  
   我家の辺りは、まだまだしっかり残っていますが、
  明日は雨との予報。どうやら花散らしの雨・・?

   さて、冒頭の写真。   
  こちらには、もう何度も登場していますので、
  ご存知の方も多いと思いますが、私の大好きな場所です。

   左の建物は、昭和の初期に建てられたらしい、古色蒼然たる建物。
  しかしながら、その庭は、お花で飾られている訳でもない、
  何の変哲もない場所です。
  ただ、「想像の余地」 だけは、たっぷりある場所なのです。

   でも、写真では見る事が出来ませんが、この延長線上には、
  たんぽぽや、星の瞳 (オオイヌノフグリ) などの野の花で一杯です。

   では、どうして? と、思われた方も多いでしょうね。
  実は、昨日、いつもコメントを寄せて下さる blue camel さんから、
  次のような素敵なコメントを頂きました。




  
  どこまでも広がる春の野原で
 すみれの花たちをスカートの中にふわっと包んで
 あと少しだけ摘みたいわ♪なんて思っていたら
 ティーベルが聞こえて・・・。
 すみれの花びらを浮かべた紅茶をいただきながら、
 ゆっくり流れ行く真綿のような白い雲を眺める昼下がり。

 会話はもちろん 「慎ましき幸福ってどんなものかしら?」

 それぞれの 「慎ましき幸福」 を想う。
 「今日のような日のことじゃないかしら♪」 と想う。  

 



   その時、
  私の脳裏に浮かんだのが、
  この場所なのです。

   勿論、 blue camel さんには、
  もっと素敵な場所が、
  おありの事でしょう。
  それは、ご勘弁下さいね。

   このたんぽぽの原っぱは、
  冒頭の写真の右側に続きます。
  そして、この先を抜けると・・。

   梨の果樹園に出ます。
  一週間前は、ちらほらでしたが、今日は、梨の花が満開でした。

   そして、ここに来るまでの銀杏並木・・。
  リラ版、『恋人の小径』 ですが、銀杏にも新芽が出て。

   ついこの間まで葉を落としていたものが、賑やかに・・。
  花にも、木にも季節と共に、移ろいを感じます。






【梨の花】