【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

夢色の衣をまとって・・

2008-04-01 17:23:14 | 四季のスケッチ




   今日から4月ですね。
  4月と言えば、「卯月」。

   そして、4月1日と言えば、
  “エイプリル・フール” ですね。

   日本では、四月朔日わたぬき
  言う名前がある事を
  ご存知でしょうか。

   昔は、4月1日に
  それまで着ていた着物の
  綿を抜いた事から、
  このように呼ばれるようになったのだとか。

   所謂、衣替えですね。
  ~『山下景子著 「美人の日本語」 より』

   今年はこの所の花冷えで、なかなか冬物が手放せませんが、
  この日(4月1日)を境に、人々は冬から春の装いに変えて行ったのでしょう。

   重い着物から軽い着物へ。黒っぽい冬色から明るい春色へ。
  その当時の人々にとって、それは、
  わくわくする瞬間だったのではないでしょうか。

   一方、『アンの世界』 の4月も、
  3月と4月とでは、自ずから違いがあるようです。
  それは、次の描写からも見て取れます。

   



   3月 の太陽に照らされて港の氷は黒ずみ、
  ぐすぐすになって来た。
   4月 になると、湾の水は再び青く、風が立ち、
  白い波頭を見せるようになり、
  フォアウィンズの灯台が薄暮の中を
  宝石のように輝き始めた。・・・・・”


   そして、それは、このように続きます。

   “地面には、真新しい金緑色の若草が柔らかく芽生え、
  グレンの向こうの森には エメラルド色の霧 がかかっていた。
  夜明けには、海に面した谷間に 夢のような霧 が、
  一杯立ち込めた。・・・・・”
                  
                        【「アンの夢の家」 第18章】

   


   エメラルド色の霧に、夢のような霧・・。
  想像しただけで、ロマンティックな気分になりますね。



   さて、写真はカレーの
  残りを利用した、
  恒例のカレースープです。

   スープの中身は
  見えにくいですが、
  今度はトマトに加え、
  春雨も入れてみました。

   中身を具沢山にすると、
  栄養的にも又、お腹の
  持ちも良く、カレー鍋の
  後片付けの簡単な事は、既に述べた通りです。

   今では、このスープは、
  カレー後の楽しみ? になっています。