【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ミステリアスな? 花

2008-04-29 20:17:47 | ハーブと香り雑学




   今日も朝は、冷えました。天気は快晴。
  その後、どんどん気温は上がり、
  日中は汗ばむ程。

   何度位になったのでしょうか。
  相当高くなったようです。

   ただ木陰は、サラサラと風が
  そよぎ、気持ち良いものでした。

   今日も出掛けたのですが、
  今日ほど緑が綺麗だと思った
  事はありません。

   そして今の季節、どの家々にも
  趣向を凝らした花が飾られ、彩溢れていますね。
  ここでも、『アンの世界』 の素敵な春から・・。

   



   “―― 散歩に出掛けた老淑女は、その美しさに魅了された。
  それはいかにも生き々と、美しく清らかな日であった。
  古いロイド家の屋敷を取り巻くえぞ松の林は、
  忙しい春の活動で身を震わせ、
  若々しい光と影を一面に浴びていた。・・・”
         
                                       【「アンの友達」 2.】

   


   さて、何気なく撮った冒頭の写真は、道端に生えていたものです。
  偶々、目にした本の 「ゲンノショウコ(現の証拠)」 の写真・・。

   まさか・・? なんて思って見ますと、そのものではありませんか。
  名前だけは、「どくだみ」、「センブリ」 などと共に、知っています。
  勿論、薬草だという事も・・。

   「ゲンノショウコ」 と、カタカナにすると、
  ただの文字にしか過ぎませんが、「現の証拠」 と漢字にすると・・。

   途端に、アガサ・クリスティーも真っ青・・。
  ミステリー性さえ帯びて来る・・。
  そんな風に思うのは、私だけでしょうか・・。

   因みに 「センブリ」 は、千回振出しても
  まだ苦いという事から 「千振」。
  「どくだみ」 は、「毒溜め」 が変化して 「毒溜み」 に。

   漢方では、十の薬効がある事から 「十薬」 とも言われています。
  漢字にすると、意味が自(おの)ずから分かって来るから、
  有り難いですね。漢字軽視? の今の風潮は何とも気がかりです。

   そうそう、前述の 「現の証拠」 は、飲むとすぐ効く
  (下痢止め効果) 事からこの名前になったとか。

   アガサ・クリスティーの出番などないほど、
  意外に単純でしたね。何だか・・がっかりです。

   「どくだみ」 も、冬の間は影も形もありませんが、
  いつの間にか生長して来ました。白い花が咲く頃が、収穫時期。
  私は、このお茶を飲んでいるので楽しみです。

 

   ※追伸 : 冒頭の写真の花は、どうやら
     「ゲンノショウコ」 ではなかったようです。
     やはり、「オキザリス」 です。ここに訂正し、お詫びさせて頂きます。