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女性天皇は皇室断絶 男系男子天皇を、奉戴せよ

2012年12月08日 14時24分45秒 | 政治関連・評論・歴史・外交

中川 八洋氏の著書。 

皇統断絶 女性天皇は、皇室の終焉 に続く、2巻目で「有識者会議」のメンバアがいかにキナ臭い共産主義者で構成され、日本の伝統破壊を目論み天皇制廃止へと「制度的」に持つていかふとしてゐるかがわかる。

ちなみに、3巻目(完結編)は 悠仁『天皇』と皇室典範 であるが、著述されてゐる時期が悠仁親王殿下がお生まれになる前から書かれてゐたものが1巻と2巻なので、そのズレはあるも「共産主義者の陰湿な日本潰し」のやり方とそのメンバアについては、どの巻から読んでもよくわかる。

中川氏は、全巻通じて 「男系男子のおられる旧皇族の早急なご復帰」を主張されてゐるが、大賛成である。 元々、GHQの意向により臣籍降下となつてゐるお立場ではあるが、昭和天皇の御意向により今でも変はらぬご交流を続けられてゐる、れっきとした「宮家」の方々である。

そして

本書の29頁から30頁の旧5宮家の図には、驚くことに「男系男子」が多くいらつしやることがわかる。

皇族の方々として人前にお出になる宮家には、驚くほど女性ばかりであるが、なぜか「旧宮家」には男性ばかりがゐらつしやるのである。

これは、なんといふか、神の勅命である 「男系男子を立てよ」をこの方々で継続していくといふ「証明」ではないのかとすら思へてくる。旧宮家が復帰されれば、バランスが取れるやうな男女比なのである。

この図だけでも、まともな日本人がみたら 「女性宮家の創設など無駄な議論であり、旧皇族に復帰してゐただき、内親王殿下のお相手となるべくご交流を持たれればいいだけの話」と思ふが

さう思はないのが、朝鮮人と共産主義者である。

そして、「有識者会議」のメンバアとなつてゐる共産主義者は、旧宮家の方々の復帰を妨げるべく日本の「男系男子」の歴史に詐言を吐き、「女性天皇を立てるのは正当」「女系の天皇もゐた」等と嘘を吐いてゐる。

さういふ「嘘」を本やらテレビやらでまき散らしてゐる。 (誰が嘘を吐いてゐるのかは、中川氏の本を一冊でも目次をチラミすれば名前が出てゐる。本書も同様)

それを否定すべく旧宮家の竹田 恒秦氏が、男系男子でなければならない、戦後改悪された皇室典範の改正を主張されてゐるが、全く賛成であり、大変な勇気に賛同と感動を禁じへない (どれだけ批判他がくるのか、それを覚悟されてなさつてゐる行動であることか)

中川氏のご主張は竹田氏の主張を「別の方面」から後押しされてをり、日本の憲法界や政治がいかに共産主義による嘘と捏造が蔓延してゐるかを説き、国民が「嘘」を教えられてゐるかが書いてある。

本書で特に重要な部分は 「第五章 『女性天皇は中継ぎ』を否定する虚説の洪水」(P151-179)であらう。 

「歴史上の8名10代の女性天皇はすべて、男系男子天皇を、次の男系男子天皇に継ぐ”中継ぎ”であつた。それ以外の女性天皇は御一方もおられない。”中継ぎ”説のみ、歴史事実に基づいていて唯一に正しく、それ以外は妄説・虚説である」 (P151) 中継ぎとは「『前』の男系男子天皇と『後』の男系男子天皇とをつなぐ、”中継ぎ”をさす用語である。」(P165) もちろん、これらの女性天皇は「男系」であり女系の天皇などをられない。

そしてそのあとに「天皇廃止論者の、『女性天皇=中継ぎ』を中傷的に非難する論考のなかから 仁藤敦史、義江明子、荒木敏夫、中野正志の4名のものをとりあげ、彼らの歴史事実の歪曲やレトリックの手口を暴いてそこに潜む政治的狙いを明らかにしていこう」(P152) とし、その主張と中川氏による解説が書いてある。 

これが大変勉強になる。と言ふのは、共産主義者の主張といふのは根本が「嘘」でありその「嘘」をいかに日本人に信じ込ませるかといふ粉飾をしてゐるので、大体、他の件でも一致してくるのである。 (憲法9条、反原発にその理論が適用・応用されてゐる)

犬HKが「平清盛」で天皇を「王」と呼称してゐることにつき、物議を醸したがそれを支持してゐたのは共産主義者であつた。そして、本書にもその共産主義者の主張が紹介されてゐる。

「<先帝皇后><中継ぎ>の弐条件を備えた典型的女帝で”妻””母”として生きたかに見える持統天皇も、王権史の流れの中でとらえ直してみると、王権を簒奪する実力を備えた正統な王であり、国家君主の地位を確立した王であった」 (義江明子、岩波講座 天皇と王権を考える 第七巻)(P153)

 
すごいですね。共産党は、天皇陛下といふ「呼称」」すら許せないらしい。 なぜかしらんが、天皇がいきなり「王」になつてゐる。聞くところによると、朝鮮人が「朝鮮王朝」よりも天皇陛下が上なのが気に入らないから、「天皇」ではなく「王」と勝手に読んでいるやうですが、それにならつてゐるのでせうかね?

さらに、この義江といふ人は 「男女共同参画社会への期待や少子化の現実のもとで、どのような新たな”史実”の創出に立ち会おうとしているのだらうか」(P155)とも記述してゐるらしい。 

何を言つてゐるのであらうか?

天皇陛下になるお方が男系男子であられることは、日本の伝統であり、日本に一家しかない天皇の御家柄に男女共同参画社会も少子化の現実も関係ない。逆にいふと、世間が多産傾向にあつても、天皇陛下になられるのは御一方であり、壱家しかないので、現実の社会の動向など全く、天皇陛下の皇位継承に関係ない。

バカぢやないか。共産党と共産主義者は。 こんなくだらん理論で、世間を巻き込み、自分達に「近い、開かれた皇室」と持つていき、皇室の伝統その他を民衆レベルに貶め、平民と一緒になれと主張してゐるのであらう。

下らなくて、話にならん。こんな思想の共産主義者が「有識者会議」とやらに出て、天皇制を廃止に持ち込むために「女性宮家」などといふ「虚言」をばら撒いているのは許しがたい。

しかも「”史実”の創出」とは何事をたくらんでゐるのか? 大変危険な、共産主義者による有識者会議であり女性宮家議論である。

これだけでもいい加減他の人は「女性宮家論の危険」に気づくべきである。

もふ一つ、重要な「嘘の暴き」があるので紹介する。

 仁藤敦史が共産党員専用学会誌「歴史評論」に発表してゐるらしい「(継嗣令の皇兄弟子條にある『女帝子亦同』は<女帝>の出現を想定し・・・女帝の実子(=女系)の即位を想定したものである。・・・元正・孝謙の場合には新たな王系創出の可能性が存在したことになる」(P157)とあるさうだ。

また「王」ですか、ほんたうに共産主義者の「捏造」といふか「歪曲」といふか、嘘にはうんざりしますが、ここで重要な「嘘」は「『女帝子亦同』は<女帝>の出現を想定し・・・女帝の実子(=女系)の即位」の部分である。

これは、「凡皇兄弟皇子、皆為親王。(女帝子亦同)」の後半部分であり、仁藤氏があへて隠したのか知らないが前半部分は「天皇の兄弟、皇子は、みな親王とすること」と言ふ意味である。その次、(女帝子亦同)の部分は、「じょていの子もまた同じ」ではなく、「女帝子」は「ひめみこ」、つまり内親王のことを意味し、「ひめみこもまた(親王と)同じ」と言ふ意味なのに、勝手に「女帝の子つまり女系と女性天皇が認められてゐた」と捏造してゐるやうである。

701年の大宝律令策定時に「女帝(じょてい)」といふ和製漢語はまだできてゐないらしい。(P157)さうした事実の検証もなく「じょていの子だ、女性天皇だ、女系がゐた」と騒ぐのはいかがなものか。

中野正志氏は「万世一系のまぼろし」と言ふ本まで出してこの嘘を広めてゐるやうである。 

この論争について、興味深いサイトを見つけた。 http://www.zb.em-net.ne.jp/~pheasants/joteironn.html

「継嗣令」で検索するとさらにいろいろある。

先に投稿した2冊とかぶる部分もあるが、それぞれの本で「焦点を充てられる反日反天皇共産主義者」が違つてゐるので、それぞれの共産主義者の「知性」「知能」を知るには各書読むと面白い。

かなり、幼稚で稚拙な内容を平気で主張してゐるのがわかる。

その共産主義者の主張を読むたびに、「日本に必要なのは人権教育ではなくて、明治天皇が発布された『教育勅語』に基づく道徳教育」なのだとよくわかる。  



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