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ユリイカ

2009年03月03日 19時23分59秒 | 小説
青山 真治さんの作品。
カンヌで世界の絶賛を浴びた、癒しと再生の一大叙事詩。

監督ご本人の小説化とのことです。

舞台は九州。
バス運転手をしていた、沢井はバスジャックに遭遇し乗客であった幼い兄妹と生き残るが3人は心に深い傷を追う。追い討ちをかけるような世間の興味本位の中傷。

兄妹は口を効かなくなり、沢井は部屋にしばし閉じこもったのち、ふらりと出て行き・・・

2年後、沢井が戻ってくるが今度は連続殺人事件が起きて・・・


深いです。
人間心理の深さです。
難しいというか、フランス人、哲学好きなんで、この作品は好きであろうと思います。
(アラン・ドロンの映画、刑務所からでてくる主人公の映画などこの作品と共通しているところがあるかも)

でも、これ映画ではかなり俳優の演技力も要されるし、脚本も質の高いものが要されると思います。
第53回 カンヌ国際映画際公式上映では5分ものスタンィング・オベーションがあったとか。

観て見ようかな?


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