第46夜 タコの蘊蓄

2007-01-31 22:46:33 | 魚の蘊蓄
2007.1.31

今夜は最近良く釣れるタコについて、

タコは『多股』が語源。『鮹』と言う字が一般的ですが、『蛸』本来はクモのことで、海に棲むクモと言う意味から『海蛸子』とも表されます。また『章魚』とも書かれます。

世界で250種、日本近海で60種いると言われてますが、食用となるのは、『マダコ』、『イイダコ』、『ミズダコ』の3種です。

特に『マダコ』は瀬戸内海の明石沖のものが有名で高価ですが、笠戸湾のものも負けていません。国産のものは1割程度で殆んどがアフリカから輸入されているんだそうです。

タコの旬は夏です。産卵前のものが特に美味しいと言われます。その卵は『海藤花』(かいとうげ)と呼ばれ酢の物や椀ダネに使われる珍味。タコは茹でた方が高価で、茹でると身が締まりより一層甘味が凝縮されるようです。

タコにはタウリンが豊富に含まれていて、血圧降下作用や善玉コレステロール値の増加、肝臓病の予防や治療に効果があると言われてます。酒の肴にはタコがいいのかなあ。それから、神経を休める働きをもつアセチルコリンも含んでいるそうな。

生ダコの新鮮なものは吸盤がくっ付いてきます。少し叩いて見て身が赤くなるのも新鮮です。身体に粘りの出ているものは腐敗に近いので注意。

茹ダコは、皮が剥がれ易いのは古くなった証拠。なま茹では食中毒の原因にもなりますので要注意。国産ものは茹でた時に吸盤の内側が紅色で、輸入ものは白いのだそうです。

因みに私は、タコのワサビ和えが大好物です。
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1 コメント

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ありがとう (ツークン)
2007-01-31 23:59:44
今月も楽しく、ためになるブログをありがとう
明日からも楽しみにしています。

週末のメバル仕掛けは、ウキ釣りです。これがやっぱり自分に合っているみたい・・
道糸2.5号、電気ウキ3B、ハリス1.2号一尋、
メバル針9号、オモリ2B~4B。
あとはタナをどうとって(一尋半~二尋半)、メバルのいる場所を突き止めるか・・いかに誘っていくか・・
いかに引いてくるか・・楽しみですね。
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