2009.6.26(金)
私の釣行記録に留めていない釣行記憶第17談を、記憶を辿って書き記しておく。
今夜はサザエ獲りについて記すが、どの話を書こうかと迷っている。実はサザエ獲りだけでも10話くらいは楽に書けるほどやっている。このブログにも過去数度書いているが、今夜は、もう時効だろうから仮病で会社を休んで行った時のことを書く。
長女がまだ保育園にあがる前の頃だから、17~8年前のこと。当時私は下松の支社に勤務していた頃のことだ。夏の大潮のとある日に笠戸島の反田(たんだ)という所にサザエ獲りに行った。この場所は、取引先のTという方に教えてもらった場所である。勿論この日もTさんと一緒である。
私は朝、会社に頭痛がするので休ませてくださいと電話を入れる。Tさんは自営業なので時間は自由に作れるのだ。サラリーマンの私としては平日なら会社を休むしかない。休んでまで行くということは、ある程度は獲れるという確信があってのことだ。
反田という所はとても不便な場所。島の道路端に車を置いて、さてここからが大変、徒歩で一山超えなければならないのだ。こういう場所でないとサザエは獲れない。そしてこれまた吃驚するのだが、一山超えて反対側の海岸に出た所になんと民家が1軒だけあるのだ。郵便屋さんも流石にここまで郵便物を配達出来ないので、我々が車を置いた近くに郵便ポストがぽつんと立っているのだ。ここに住んでいる人は毎日山越えをしているそうである。
大潮の干潮1時間前に着くように一山超えて出た海岸は、ほんの少し砂浜があるのだが、あとはゴロタ石の海岸である。山越えで汗だくになった身体でそのまま海に入る。これで少し涼を取って、更にサザエがいる場所まで少し歩く。
サザエのいる場所に着くと、足首くらいまで水の中に入って、早速大きな岩を剥ぐってみる。すると握り拳大の大きなサザエが密集しているのだ。山越えをして来たので背中に登山用の大きなリュックサックを背負って来ている。更にリュックの中にはバケツも入れて来ているので、リュックとバケツとダブルでサザエが入れられる訳だ。2時間も経つとこの両方の入れ物が満杯になる。表題にもあるように、海に潜って獲るということでもないので、サザエ拾いとした次第である。
干潮時には、大きな岩の底を覗き込んでアワビも探せる。大抵、草鞋大のアワビも1つ、2つは獲れる。アワビだけでも10個くらいは獲れたと思う。アワビ起こしは必携のアイテムの1つである。
リュックとバケツが一杯になったのは良いが、帰りがまた大変。今度は重い重い荷物を持っての山越えなので、帰りは行きの3倍くらいの時間が掛かる。それでも、大漁の充実感もあり、麓に下りた時には疲れも吹っ飛ぶ。
しかし、悪いことは出来ないもので、仕事をサボって行った帰り道、信号機で停まった所で同僚とばったり出会う。当然のことながら、仕事の帰りに我が家でサザエのつぼ焼き、サザエの刺身、アワビのステーキなどをご馳走して、お持ち帰りのサザエの手土産まで付ける破目となる。口止め料は高くつくのである。
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つぼ焼き食べたくなったなぁ。