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世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

安保関連法案はまず次の選挙で国民の信を問うべき、次に司法判断を!

2015-10-27 00:00:00 | 政治・行政

安保関連法案が成立して安倍内閣や与党への批判が強くなった。安保関連法案は憲法違反で、そのような立法は許されないだけでなく、この法案に反対する人たちが多い事が原因だ。裁判所に訴えて最高裁判所に審判してもらう事を考えている団体や人がいるが、残念ながら司法では違憲と判断されないだろう。

安保関連法案の違憲性に対して与党や安倍内閣は最高裁が憲法の番人として最終判断の決定権があり、その判断が無い限り問題ないという方針だ。しかし、砂川事件苫米地事件などで最高裁が高度に政治的な問題に対して憲法判断を避けてきた事は周知の事実で、それをわかった上でそのような見解を示すのは、「与党の我々が決めた法案なんだから、憲法なんて関係ないんだよ。」と言っているようなものだ。

現実にその通りで、政治的な問題の憲法判断を司法が避けるため、憲法による法の支配は事実上機能していない。

だから次の選挙で国民がよく考えて投票をしないといけない。悪いと思うなら、投票で変えないといけない。

私は最高裁がもっと憲法判断した方がいいと思う。違憲判決による混乱回避や民主制の基礎がない司法部門が政治問題に干渉すべきではないという考えから、我が国の存続に重大な影響を及ぼす高度に政治的な問題は司法審査の対象にならないという統治行為論は一定の範囲では賛成できる。

しかし、統治行為論は明文の根拠がないし、内容や基準も不明確で、これを積極的に用いるのは避けるべきで、基本的人権、特に精神的自由権が侵害されるなら、積極的に憲法判断すべきだ。なぜなら、それを救うために司法に違憲審査権が与えられているのだから。これらが傷つくと民主制に瑕疵が生じ、政治部門で解決するのは難しい。

思うに、安保関連法案は国民の生命や身体に重大な危険を及ぼす事に繋がり、国が積極的に戦争法案を肯定する活動をすると、戦争に反対する意見はどうしても少数になり、弾圧されるおそれがある。それだと戦前の悪い点の繰り返しになる。安保関連法案は国民の基本的人権に大きく関わる問題だし、何より違憲だから、そういう問題を司法が憲法判断しないのは適切ではない。

我が国は立憲民主主義だから、選挙で選ばれた代表者たちが多数決で決めれば何でも正当というわけではない。憲法98条1項で「この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」と定められているように、憲法に反する法令や国務に関する行為は無効である。法の支配により多数見解も拘束される。ほとんどの学者が違憲と判断した安保法案をよく審議する事もなく平気で強行採決した安倍内閣には憲法上の正当性はない。

だから、まずは次の選挙で国民が安倍内閣の悪さを改善した方がいいと思う。その次に司法部門が安保関連法案の違憲性をきちんと判断すべきだと思う。

皆さんはどうお考えですか。


安倍内閣の横暴さ

2015-07-17 03:01:50 | 政治・行政

安保法案を巡る安倍内閣の行動は横暴だと思う。憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、安保法案を無理やり成立させようとしている。これは憲法を無視して恣意的な政治をしているように思う。

憲法の解釈は法原理や理性に基づいて決まるものだと思う。少なくとも政治目的の実現のために恣意的に解釈を変更する事は許されない。憲法の規定を見ても、日本国民の生命や人権が外国からの武力攻撃の危機に晒されていないのに、同盟国を守るための武力行使を許容する条文はない。だから集団的自衛権の行使のための戦力保持は憲法9条2項が禁止する自衛のための最小の実力を超える「戦力」の保持に該当し、その行使は憲法9条1項が禁止する「武力の行使」に該当し違憲というのが歴代の内閣の解釈だった。

それを安倍政権の政治的都合で恣意的に解釈変更して集団的自衛権の行使を容認し、それに関連した安保法案を成立させるのは憲法を蔑ろにした政治である。国民の理解が進んでいないのに強行採決で強引に安保法案を成立させるのは横暴である。国務大臣や国会議員等の全ての公務員は憲法遵守義務があり(憲法99条)、憲法に違反した全ての法律、国務に関する行為は無効である(憲法98条1項)

安倍内閣の横暴さを正さなければならない。


現在の安倍政権の支持率低下

2015-07-16 00:18:30 | 政治・行政

安保法案を無理にでも成立させようとする安倍政権の態度が原因で支持率が低下している。強行採決で突き進む安倍政権。今のままだとまずいだろう。我が国は法の支配を採用する立憲民主主義国家だ。国会が憲法を蔑ろにする対応をするのは非常にまずい。憲法に合致するかどうかは多数決で決まるものではない。世論が審議不十分だと判断している点や安保法案が違憲だという指摘のために、現在の安倍政権の支持率は低下している。不支持の方が高いという世論調査もあった

今の安倍政権はまずいと思います。皆さんはどう思いますか。


憲法に基づく政治が行われるか

2015-07-13 00:05:28 | 政治・行政

現在の安保法案の違憲性をめぐって、いろいろ議論が行われている。憲法に基づく政治が行われるのは当然だ。しかし、憲法に違反してもそれを是正する手段があるのだろうか。Nコンの小学生の部で軍艦(1934年)や進水式(1933年)という課題曲があった軍艦とはいわゆる軍艦マーチのこと。当時の軍国主義教育のため小学生にこんな曲を歌わせていた。こんな曲を歌う社会にしてほしくない。

日本は多数者や強者を憲法で拘束して弱者、少数者の人権を擁護する法の支配を採用する国だから、憲法に基づく政治とは必ずしも多数決で決める事ではない。国会での審議や法案作りは極端に言うと多数決で決めるという事だが、憲法に基づく政治はそれだけではまずい。その是正のために司法権に違憲立法審査権が与えられているのだが、日本の裁判官は政治的な審査や選挙を経ないので、違憲判決にはかなり消極的でほとんど機能していない。これはまずいと思いますが、アメリカみたいに最高裁の裁判官の政治思想をきちんと審査した上で採用すれば、少し改善すると思います。

皆さんはどう思いますか。


安全保障関連法案の違憲性

2015-06-19 02:18:13 | 政治・行政

憲法学者の多くが安全保障関連法案の違憲性を主張している。憲法に従った政治を行うのは当然だが、軍事や防衛の問題は高度に政治的な問題で裁判所で合憲性を争っても余り効果がなく、事実上は立法府の裁量で決まってしまう。ただ、軍事や防衛は暴走すると侵略戦争に向かうおそれもあり、そのための歯止めの一つとして憲法があると思う。

最高裁の裁判官は政治的な考えを審査されずに任官しているので、米国等のように積極的に違憲判決を出す事はない。憲法裁判所があれば、憲法に基づく政治が行われやすくなるが現行の憲法でそういう機構は定められていない。

日本は立憲民主主義だから、憲法で多数者の見解を拘束して少数者の人権や自由を擁護する事も憲法の趣旨の一つで、選挙で選ばれた与党の違憲活動に歯止めをかけるのも憲法の機能。最高裁はもっと積極的に違憲審査をしてほしいが、最高裁裁判官の政治的な考えをきちんと審査する制度も必要でしょう。