ナウい日記

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「たなばた」より「たなぼた」が好き

2008-07-07 | 回顧・懐古・蚕
もはや色々な伝統行事や季節ごとの節句、日本の風流な慣習は
あまり関係なくなってきたような・・・

私にとっては7月7日というのも、単に365分の1日だ。 
素っ気ないけど、子供がある程度大きくなると
季節感が、どんどん薄れていってしまう。


残念な気もするけど、正直に言うと・・・ラクだ。 
とっても気楽だ!


何しろ子供が幼稚園ぐらいのときは、やれ七夕のお飾りを作るので
「笹の木」 を持ってくること・・・

とか、(どっから調達すればいいの!? 先生、せめて短冊にしてください) 

工作のたびに
「ラップの芯 2本」
(ラップが終わらなくて、必死に使いまくったことも)

「大き目の缶詰の空き缶を4コ」 
(家族全員必死で桃とかミカンを食べる)

とか、(先生、もっと早めに連絡をくれると助かるんですが・・・
あ、ウチのコがプリントをさっさと出さなかったんですね?)

とにかく、行事のたびに親もいろいろな意味で参加必至なのだ。
はい、かわいい我が子のために何かとがんばりました~


そして一番大変だったのは・・・(懐古中) ムスメが小学校のときの

    「蚕の飼育」 だ。 (もちろん授業の一環として)

放課後は家へ持ち帰るのだが、家庭の事情で持ち帰れない子が
かなりいて(事情=お母さんが気持ち悪がって持ち帰り厳禁ということ
ウチのムスメは100匹以上の蚕をいつも持って帰ってきた。
(注:蚕の正式な単位は「匹」ではなくて「頭」だ。 だから100頭のカイコ。
100頭のゾウじゃなくてヨカッタ)

100匹もの、ちっちゃくて白いのが、緑の葉っぱの上で
ムニョムニョとひっきりなしに蠢(うごめ)く図は・・・



 とっても、かわいかった!!
(私は、こういうイモムシっぽいのは好きだ。 気分は戦前の養蚕家


しかし、コイツらは食欲旺盛で(何しろ一日中食べてるだけだ)
すぐに葉っぱを食い尽くすので、飼育中は 「桑の葉」 調達のため
毎日あちこち探し回っていたっけ。 
しかも新鮮な葉が必要なので、取りだめすることもできない。

そして昔は「お蚕さま」と呼ばれてた絹織物製造職人も成長すると
繭を作る。 これは見ていると実に芸術的で生物の神秘を感じる。

ちょっとづつ繭になる時期が違うので、蛾にならないようにするため
繭の段階で冬眠してもらうのだ。 どうするのか?というと・・・

 「冷凍」 しておくのだ。(ウチの冷凍庫に・・・ちょっとイヤだった)

そして白い繭玉が揃ったら、学校で「釜茹で」の刑だ。(南無~)
そう、ちゃんとシルクを紡いで取る本格的な実習だ。

今でも小学校の教材として蚕ちゃんを飼育しているらしいが
完全変態(←すんごいヘンタイの♂のことではない)を
見ることは教科書以外ではなく、やっぱり茹でちゃうらしい。


画像: 
伝統行事と言えば・・・今月、来月は花火のシーズンだ。

有名なのはニュースでもやるけど、一体どのくらい開催されているんだろう?
神奈川県、東京都近郊で、ざっと20回以上はあるはずだ。
(規模は3000発以上のもの。 中には10000発以上の豪華版もある)

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