ナウい日記

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運命の赤い糸

2014-03-09 | 感想・乾燥・完走・間奏・

人は生まれた時から、運命の相手と小指と小指が赤い糸で結ばれている
という話を皆は信じているのだろうか。

実は、私はあまり信じてなかった。

 

でも今回実際に初めてこの目で見てからは信じることにした。


インターネットで調べると
『運命の赤い糸など何処にも無い。ユザワヤを探しても富岡製糸場を探しても無い。』
などと根も葉もないことを書いているサイト(アンサイクロペディア)もあったけど
私は見つけてきた。 きっと信じる者だけが手にすることができるのであろう。

私は今回はるばるここ台北の由緒あるお寺を訪問し、祭られている神様に拝謁し
お参りをして、神秘に包まれた「運命の赤い糸」をこの目で確かに見て
もったいなくも押し頂いてきた。

  ムスコとムスメの分

 


が・・・

 


私の気のせいだとは思うが、ちょっと安っぽくはないだろうか。。。。。
神秘に包まれた・・・というかビニール袋に包まれて
箱にどさっと山盛りで放りこまれ、ご自由にお取り下さい状態になっている。


運命の赤い糸と言えば、
『見えない赤い糸で結ばれている運命の二人は、たとえどんなに離れていても
 どんな困難があっても乗り越えてめぐり会い、やがて結ばれる運命』
という神聖なものなのに、だ。  こんなに簡単にゲットできていいのか・・・

何だか子供が小さかったころにやっていたリリアンの糸の切れ端っぽいし
もうビニール袋に入ってる時点で、ありがたみが・・・

いえ、そんな風に見えるのは私の目が曇っているからなんだわ。
私の心が貧しいせいなんだわ。 財布が貧しいせいなんだわ。


正直な感想言ってごめんなさい、神様。

ムスメとムスコに話のネタに、子を思う母の愛情の印としていただいてきたものなので
子供たちがいい相手を見つけて幸せな結婚して早く家を出て行きますように、と
熱心に願掛けをしたのは言うまでもない。

 

ここが縁結びの月下老人の神様のところ。 みんな神頼みなのか混んでいた。 

熱心な親が子供のためにお参りに来ることも多いんだとか。 ご苦労さんだこと。(あ、私もか)


しかし家に帰ってから、赤い糸について調べていて気になる一文を見つけてしまった。

かつて、神が人間に赤い糸を結びつけていた当初に比べると、
現在では人口が過剰に増加し、また文明の発展によって高層ビルが建ち並び人々の行動範囲も限りなく広がった。
そのため、二人の男女を結びつけている赤い糸が、複雑に絡み合い、以前よりも糸の先をたぐり寄せるのが困難になり、
なかなか運命の相手に巡り会えない男女が増え、晩婚化の原因となっている。

・・・・
時代は変わったのか。。。
てか、私またアンサイクロペティアを見ちゃったわ。 
でも当たってるかもね。 
色々な電波も多く飛び交ってるから糸の先が見えにくいのかもー
これから赤い糸を辿る方たち、よーく見極めてね。

 

そう、今回私はなぜかあちこちのお寺を巡って来た。
もう、私には祈ることしかできないから。

何だかねー 最近首は痛いし肩は凝るし指は痛いし(でも旅行には行ける程度)
で、元々努力するのもキライなので、今の私にできることは、たったひとつ。。。

 

  神頼み!!  ひたすら神頼み!!

(よい大人はマネしないでください。 同類の方は後に続いてください)


でも折角はるばる日本から来たのだからきっとこちらの神様も願いを届けてくれるはず。
(日本語わかってくれただろうか)


こちらの人は本当に信心深く熱心に祈っている。
床に平伏すようにして頭を地面につけたまま微動だにしない人や
ひたすら一心不乱に読経をしている人もたくさんいる。
お祈りのしかた・姿勢はそれぞれ自由だけれど真剣味が伝わってきて
こちらも身の引きしまる思いだ。

 

 

そのすぐ2m後ろにこんなおばさんも。

 


今、ここで一心不乱に食事をしなければいけないのだろうか・・・

 

いいのよね、きっとオナカ空いてるんだもんね。
人通りがすごく多いし線香の煙もモクモクなので、ある意味悟りを開いた方と言えよう。

 

日本とは全然違う、赤や金色が多いハデハデな装飾。

ハリボテ風な動物たち。 幼稚園のお祭りを懐かしく思い出した。ゴメン。


日本でもたまに見かける光景としてお線香の煙を自分の頭に当てたりする人が多いが
(私も見よう見まねでやってきた)
笑っちゃうのがモノにも煙を浴びさせている人たち。
この際だからか免許証だの通帳だの財布だの束でしっかり握って煙を浴びせ
ご利益をいただこうと思っているらしい。
がんばりすぎてお線香の中に落とさないようにねー 燃えちゃうよ。


人が多いので供える線香も多いから、たまにこんな風に燃えてることもあるから気をつけて。

  香炉がファイヤーな光景


ここは台北で一番有名(らしい)龍山寺というところだ。
地下鉄駅からもすぐなのでオススメ。(駅近がオススメポイントでいいのか)
但し平日の午前中に行ったにも関わらず、観光客も多くてすごーく混んでるし
たくさんの人が火のついた線香を手にもってウロウロしているので気をつけて。

 ほぼ駅前なので数分で行ける


台北では散歩していると意外な場所にお寺があって驚く。
オフィス街の一角に、商店街の一角に、何でこんな場所に?というところで
突然出くわすので、時間とお願いしたいことがあったら寄ってみるといいと思う。

あ、よく考えたら東京の神社もそんな感じで見つけることが多いかも。

 


こちらは西門(若者の街、日本でいうと渋谷や原宿に近い)にあったお寺。

 遊園地ではなくお寺なんだから

 

  隣は靴屋さんだったり

 

   ベルちゃんも手を合わせてきた(カワイイ)

私は無宗教だけどこれだけあちこちで熱心に祈れば
今後はきっと幸せな人生が送れることだろう。

神様、よろしく。(軽い)