セッカチばあさんひとりごと

あれもこれもやりたい事ばかり、ノロマになったの棚に上げてぼやくばかり。スマートに片付けたいなー。

美人の日本語

2017-03-05 16:42:21 | Weblog

この本「美人の日本語」は明るくてお話上手な先輩から貸していただきました。一年365日、一日一語、その日にまつわるお話を、さらりと書いてあります。日本語って何ときれいで優雅なのでしょう。
4月1日から始まります。表題は、四月朔日(わたぬき) 夢の衣に・・・・・・・
「昔はそれまで着ていた綿入れの着物の綿を抜きました。そこから4月1日のことを「わたぬき」というようになったそうです。」知りませんでした。「一年の計を考えるのなら元旦がぴったりでしょう。でも夢をふくらませるのなら四月朔日です。」このほか素敵な言葉で1ページが纏められています。
何しろ365日あるのですから、パッと開いたところで、その日の表題があって、知ってる言葉、知らない言葉があり、またそれぞれに書かれているのが、どれも優雅で美しく心和みます。
先輩が、「自分のお誕生日のところをご覧になったら」と。
私は6月3日  「憧葛(あこがれかずら)  夢見る葉っぱ」 6月の誕生色は五月雨が濡らした葛の葉の緑色だそうです。もうみずみずしい域はとうに過ぎましたが、まだまだ好奇心は旺盛のつもり、夢を追いかけましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひな祭り雑感

2017-03-05 10:53:07 | Weblog

今年のひな祭りも終わってしまいました。3日「桃の節句~ひなちらし膳」の御馳走を頂きながら、ご一緒した90歳の彼氏、「子供の頃は、お姉さんの華やかなひな祭りが羨ましかったな~!男の節句は余り覚えてないけど。そうだ!柏餅食べたっけ」主人「そう言えば御馳走はひな祭りだったな~」
ひな祭りは「五節句」の一つ、人日(じんじつ 七草)、上巳(じょうし 桃の節句)、端午(菖蒲の節句)、七夕(たなばた)、重陽(ちょうよう 菊の節句)、一月を除いて奇数の日が重なる日。奇数は「陽」、陽が重なると「陰」になるので邪気祓いの由。江戸時代に式日に指定。戦後の祝日に選ばれたのは端午の節句のこどもの日。
子供がいない私たちは、これらの日も、クリスマスも、特にイベントらしきことはしませんでしたが、ここでの生活は、四季折々の行事を色々企画、飾り付けも楽しく、御馳走でも楽しませてくれ有難いことです。

ひな祭りとは関係ないのですが、主人が詩吟、橋本佐内の「獄中の記」を吟じたことで、安政の大獄で刑死は知っていましたが、半藤一利著の「幕末史」を紐解いてみました。橋本佐内は福井の殿様、松平慶永(春嶽)の片腕と言われた学者で、世界情勢を把握し日本がやらなければならないことを明確に言っているのですね。あの幕末に現代に通じる先見の明を持っていたこと、たった26歳で殺されたしまったこと、時代とはいえ残念だったと思わずにはおれません。しかしあの時代だけでなく、何時の時代でも、惜しい人物が随分志半ばで亡くなられ、歴史に「もし」はないでしょうが、考えさせられたことでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする