公園でHさんが、ムクロジを見つけたと飴色の木の実を下さいました。子供の頃遊んだ羽子つきの黒い実は知っていましたが、此の飴色の実とは繋がらず、でも面白そうで興味を持ちました。彼は先日の「打ち出の小槌」を種から作ったように、今回は写真のようなお人形さんを作ってくれました。公園のムクロジは上の方の枝先にパラパラと僅かに残っているばかり、側を通っても分かりません。今年は芽吹き、花から実まで追っかけてみようと思います。昨年辛夷に感激したように、植物の変化を見るのは楽しみです!。
ムクロジ(無患子)の黒い実は「子が患わない」という願いが込められ、羽子板は厄をはね返す、はねのける等、縁起物、その他縁起かつぎで、厄除けや無病息災の願いを込めて利用され、果皮は薬用や石鹸として役立ってきたそうです。日本古来の植物はこうして庶民の生活に密着し親しまれて繁茂してきたのでしょうね。都会にいると自然の植物と接することが少なくなりますが、気を付けると思わぬ所、で出逢うことがあり楽しくなります。
公園は今は華やかな色どりはありませんが、白木蓮や石楠花の蕾が、ご覧のように大きくなって春を待っているようです。