Aさんの「オトギリソウ」と、ネムの木を撮っていたら「パイナップルリリー」をご存じですかとご主人。始めて聞く花の名に後日撮って、今回はこれらが主役です。Aさんのお花はキンランを始め、日本古来の楚々とした、気を付けて見ないと通り過ぎてしまいそうな花が多いのですが、このオトギリソウの花も可愛らしく朝咲くと昼過ぎはしぼみ始める1日花です。ところが調べてみると、日本漢名は「弟切草」、平安時代この草を原料とした秘伝薬の秘密を、弟が隣家の恋人に漏らしたため鷹匠である兄が激怒して、弟を切り殺し恋人もその後を追った。という花からは想像もつかない伝説と名でびっくりしました。