セッカチばあさんひとりごと

あれもこれもやりたい事ばかり、ノロマになったの棚に上げてぼやくばかり。スマートに片付けたいなー。

フライパンの思い出

2016-09-15 19:49:38 | Weblog
NHKの朝の連続テレビ小説は「暮らしの手帳」がモデルの「ととねえちゃん」ですが、50数年前のことを思い出しています。フライパンを買いたいと思い、暮らしの手帳を参考にしました。その頃ステンレス製が出るようになり、銅板加工したものがよい、とあったので、私にとって高値でしたが、思い切って購入しました。確か3千円くらいだったかしら。しかし何とも使い勝手が悪いのです。鉄製のものは使うほどに油がなじんで使いよくなります。もっぱら中華鍋と160円で買った小ぶりのフライパンを愛用し、くだんのフライパンは値段を思うと捨てる気にならず長年台所のお邪魔虫でした。
勿論こう書いたからと言って、非難するつもりはありませんし、よくぞこの時代に、こういうことをなさったと感心しながら、毎朝楽しんで見ています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近驚いたこと

2016-09-10 11:33:30 | Weblog

先日知人から新聞の切り抜きと、写真の九鬼周造の『「いき」の構造』の本を見せて頂きました。切り抜きは、9月5日の読売新聞で、私は「ビブリオバトル」という言葉に初めてお目にかかりました。訳せば「良書推薦合戦」、人が集まって互いに面白く読んだ本を推薦し、聞き手の興味を引いた度合いを競いあう競技だそうです。今ではこの催しが読書の「甲子園」として定着し、高校の部、大学の部に分かれて、優秀な若い読書人を輩出している由。12年の大学の部の優勝本が、知人がお持ちの此の本だったそうです。
この本は奥付をみると、 1930年11月 第1冊発行、1967年9月 第12冊改訂版発行、1977年12月第27冊発行、となっており、懐かしい旧仮名遣いです。戦後改訂版が出ているので、少しは読みやすくなっているのでしょうか。そして今は発行はどれだけになっているのでしょう。読んでみると、私にとっては大変難しく、お恥ずかしいのですが眠くなります。「いき」という言葉を徹底的に分析解明し、一冊の本にまとめる。又世相がすっかり変わった現代で、86年も昔に書かれたこの本が、若い方々に読まれている。何もかも驚いたことでした。
この本の最後の言葉は『「いき」の核心的意味は、その構造がわが民族存在の自己開示として把握されたときに、十全なる會得と理解とを得たのである。』





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする