「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「テラスの簾」

2015-05-23 12:05:24 | 和歌

 「うつろ庵」の庭もテラスもごく狭いが、そんな狭い空間を存分に愉しんでいる虚庵夫妻だ。飛び石を乱型鉄平石と玉石で囲んだ石畳については、「うつろ庵の飛び石」にてご紹介したが、今年は紫蘭と躑躅、それに紅薔薇が趣きを添えて呉れた。



 五月晴れの爽やかな日には、テラスの手造りテーブルでランチを愉しむ虚庵夫妻だが、簾を垂らしての半日陰が心地よい。簾の裾を細いロープで庭木から引っ張ると、快適なランチの空間に早変わりする。紫蘭や躑躅や紅薔薇などが新緑と程良く調和して、心を和ませて呉れる。 公的な日程に追われない日などはワイングラスを傾けながら、ご機嫌なランチを愉しむ虚庵夫妻をご想像あれ。   

 
           いと狭き庭もテラスもじじばばは

           あれこれ手懸けて愉しみにけり

             
           石畳 庭木はじじのお愉しみ

           鉢や花壇はばばの丹精
 

           うつろ庵のテラスに坐せばものの皆

           気心通じてこころ和みぬ


           新緑と紫蘭や躑躅 紅薔薇は

           無言でじじばば癒やしてやまずも


           うつろ庵のいと狭き庭に包まれて

           かんばせ緩むじじとばばかな







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