「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「煌めき儚く」

2006-01-24 16:55:29 | 和歌

 「うつろ庵」の露地に、何年ぶりかで今朝、霜柱が立った。
 霜柱は朝日に煌めきつつ、虚庵居士に何やら話しかけたい風情であった。
  

 



             土くれを頭にのせて並び立ち

             落葉を葬送(みおくる)霜柱かな 



             陽が射せば煌めくスリムの霜柱は

             しるや己の 儚き命を


  
 



             身を捩り身をくねらせて立ちあがる

             さほどの悩みを霜は抱くや



             陽が射せばやがて悩みも消え失せむ

             煌めきはかなくこの身をとかして





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