「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「ホトトギス」

2013-10-22 00:22:58 | 和歌

 「うつろ庵」のホトトギスが咲いた。

 この花の紋は、野鳥の杜鵑の羽紋とよく似ていることから、ホトトギスと呼ばれているが、虚庵居士は自然環境の杜鵑には、未だ出遭ったことがないのが残念だ。
写真で見ると、杜鵑の腹の羽紋の斑なところが、草花のホトトギスとよく似ている。

 葉山で時々虚庵夫人とゴルフを楽しむが、林の中から杜鵑の鳴き声が聞こえることがある。よく言われる様に、舌足らず鳴き方で「特許許可局・とっきょきょきゃきょく」と聞こえる。草花のホトトギスに鳴かせたら、「もうチョット歯切れよく鳴くのではなかろうか」などと、あらぬことに思いを廻らす虚庵居士である。




           草花に野鳥の名前を そのままに

           ホトトギスとは粋なことかな


           静謐な林の中ゆ杜鵑の

           舌足らずの声 とっきょきょきゃきょく 


           杜鵑の鳴き声きつつ応え待てど

           うら悲しくも いらえなきとは


           庭に咲くホトトギスにも鳴かせまし

           如何なる鳴き声耳にするらむ


           秋の陽に冴えたる色の華なれば

           きこゆ心地す ホトトギスの声を







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