米国NJ州の湖の畔に住み、両親と共にNY・マンハッタンに往き来して、カントリーライフもブロードウェイも双方を自分の庭のように、自由闊達に過ごしている孫から、彼の描いた絵が届いた。小学校の展覧会で、「マチス賞」を受賞した作品だ。
何とも奇抜な鳥を描いたものだ。何をイメージし、どの様な物語を籠めて描いたのか、孫の解説をじっくりと聞きたいものだ。
彼は最近、かなりの長編物語を好んで読み耽り、想像力を逞しくしているようだから、この作品もその延長線上の創造に違いあるまい。
限りなく逞しく描かれた鳥は、肩から襷掛けの大綬帯(Sash) を身に付けて威厳を保ち、下半身にはスケートを履いた片足が描かれているところを見れば、人鳥一体の雄姿を描いたものかもしれない。
自宅の庭に連なるErskinlakeは、既に全面結氷しているであろうから、スケートで走り回っているに違いない。そんな彼と大綬帯を身に付けた人鳥一体の雄姿を創造して、愉快で逞しい物語を夢みているのかもしれない。
それにしても、斯くも奇抜で逞しい人鳥一体の名画には、かのマチス画伯も舌を巻いて驚いていることだろう。キャメロン画伯の名画に、思わずあれこれ連想し、孫と一緒になって想像を愉しむ虚庵じじである。
逞しき青鳥なるかな大綬帯を
肩からたすきに掛ける姿は
庭先の氷の湖すいすいと
滑るキャメロンまぶたに浮かびぬ
片足にスケート履くらし青鳥は
人鳥一体 遊ぶ姿か
逞しき姿を描くは孫の身に
逞しきもの育つが故なれ
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