昨年の夏のこと、近くにお住まいの花好きの「おばあちゃま」から、「姫檜扇」の一株を分けて頂いた。大切にしていた積りだったが、今年になって、花が咲かないばかりか、その鉢は発芽すらしない。鉢植えのままにしていたのが、どうも良くなかったのであろうか。
近くのお宅では、路地に混栽のまま放置しているが、にょきにょき発芽して、ついに沢山の花を付けた。悔しいの何の!
株分けして下さった「おばあちゃま」に、何と報告したら良いのだろう。一緒にわざわざお持ち下さった風蝶草・クレオネは、大切に残した株からは発芽せずに、零れ落ちた種から芽が出て、こちらはどうにか面目が保てそうだ。ニューヨークのキャメロン君にも、クレオネの種を封書に入れて送ったが、娘からは発芽の知らせが無い。虚庵居士の「姫檜扇」と同じ思いで、頭を抱えているのかも知れないが・・・。
遅れめどせめては芽吹け婆さまが
携えて来た姫檜扇ぞも
婆の鉢を覗きに行けば紅を
咲き分けるかも姫檜扇は
悔しきは混ぜ植えのまま放置した
隣に花咲く姫檜扇かな
あと、頂いた鉢植えなども、一年草じゃないとドキドキ
してしまいます。
虫がついたりして枯らしてしまったことも実はあります
この場を借りて懺悔です
ジャム様の懺悔、神様は夙にお許しです。
ご安心召されよ