「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「サルビア・レオカンサ」 

2006-09-22 15:29:07 | 和歌


 「うつろ庵」の「サルビア・レオカンサ」の鉢植えは、昨年の花後にバッサリ剪定したので、やっと莟を付けたが、散歩道の大株は既に花を咲かせていた。

 宿根草ゆえ、年々歳々枝を広げてしどけない姿になりやすいので、このお宅では、腰紐で結わえて、形を整えていた。見苦しい姿にしたくないとの、床しい家人の心延えが窺えた。支柱を添える、枝を整える、枯れ枝を除く、或いは消毒をする等など草花はかなり手間がかかるが、さり気なく手を加えてある花は、花だけでなく家人の人柄が偲ばれて、爽やかである。

 T氏の古巣での講演会に陪席させて頂き、その後の懇親会にもお誘いを受けて、ご相伴にあづかった。後輩幹部の諸氏が、T氏を慕って集まって来られて和気藹々と談笑され、それを愉しんでおられるT氏の姿を拝見した。

 講演も素晴らしい内容であったが、長い年月を通して培われた、先輩後輩のこころの交流の素晴らしさを拝見して、心地よく酔わせて頂いた。






             しどけなく乱れる花茎整えし 

             紐ひと筋のこころ延えかな 
  


             あい結ぶ紐は定かに見えねども
 
             託す思ひに絆は切れまじ 



             年月の長きを重ね培いし

             男の太き絆に酔いしか


                                   



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アゲハチョウに見る心のゆとりぞうらやまし (無茶庵)
2006-09-23 11:11:48
アゲハチョウに見入る心のゆとりぞうらやま前日のアゲハチョウの記事、そしてこのご近所のサルビア手入れの事など心のゆとりが感じられます。あやかりたいものですね。
返信する
心のゆとり・・・   (虚庵)
2006-09-23 16:54:17
心のゆとりと申しますか、

単なる「おあそび」ですから・・・。



それに致しましても、さらりと「俳句」を

タイトルにされる無茶庵様の才人振りには、

感服・平伏デス。

返信する

コメントを投稿