「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「野笹の中の紅葉」

2013-12-22 16:55:58 | 和歌

 「うつろ庵」は住宅街の一画に位置するが、チョット歩けば、豊かな自然に触れる ことが出来るのは有難い。 三浦半島は、山が海に迫っているので、様々な変化を 愉しむこの頃だ。

 海岸は至近距離に椰子並木のプロムナードがあるが、更にチョット歩けば砂浜や岩場の波打ち際もあって、虚庵夫妻は子供たちと一緒に波と戯れて遊ぶのだ。

 また山道を辿れば、緩急に富んだ坂道が待ち受けていて、じじ・ばばの健脚振りが試される。更には、様々な草木がさまざまな表情を示すので、飽きることがない。
そんな山道散歩の途上で、野笹の中に小さな灌木の紅葉を見つけた。




           山道の

           林を抜ければぽっかりと

           明るい野笹の繁みかな

           秋風うけてザワメクは

           野笹に交じる様々な

           草木の仲間のオシャベリか

           背後の林の木々も揺れて

           奏でる山の調べかな

              じじばば迎える

              歓喜の歌かも
  


           枯れ初める野笹に交じり彩りを

           そえる小枝に見惚れる妻かな


           わぎもこのころものすそにそめぬかむ

           のざさをいろどるこのはのもみじを







最新の画像もっと見る

コメントを投稿