六か所村の草叢には、沢山の野花が咲いていたが、背丈の高い草に埋もれるように、可憐な小花が
咲いていた。
仄かに赤みを帯びた小さな唇形花は、一つづつでは目立たぬ存在だが、対葉の付け根に群れ咲いて、あたかも乙女らが車座になって笑転げるかに見えるのが、何とも微笑ましい。受け唇と、ほっぺを膨らませたかに見える表情も、あどけなさが漂っていて愛らしい。
乙女ごの声をも聞かましほほ染める
夢をも見まほし叢に坐して
車座の乙女ら 笑い 転げるや
肩抱きあふや 群れ咲く小花は
それにしても草原には、沢山の種類の野花が咲き、数多の生き物がそれぞれに支え合って命をつなぎ、無言のうちに己の生を全うしていることか。やがて朽ちて土となり、大地に還っていく彼・彼女たちを思えば、我身もまた同じ道を歩みつつのだ。この先何年の人生かはしらねど、六ヶ所村の草原が、何故かすっぽりと虚庵居士を包んでくれているような、不思議な安らぎを覚える小半時であった。
生い茂る草葉の織り成す叢に
命を託すか 小鳥も 虫らも
たまきはる命を育む叢を
褥となして独りかも寝む
私も毎年六箇所には行っています。といっても遊びですが・・・。今年は六ヶ所カントリーでプレイしました。
いつも六趣を大量に仕入れて帰ります。
早く完成祝いでこの地を訪れたい物です。
「完成祝い」にかける並々ならぬ「憶」と、
「六趣スペシャル」の淡麗極まる酔い心地が重なる思いです。
今年の研修会では、「大ちゃん」と組んで技術者へ
「最後の砦となれ」とのメッセージを伝えました。