「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「被災地に花を」 

2011-04-15 12:39:51 | 和歌
 
 殆どの方はお気づきにならなかったであろうが、「雪柳」のコメント欄にジャム様から書き込みがあって、これに虚庵居士がお詫びの言葉を書き込んだ。

 ジャム様とは既に長い交流を続けさせて頂いているが、3・11以来のブログ記事をお読みになって、虚庵居士の心労を推し量り、2週間も前に ”gooメール” に心のこもったお手紙を送って下さっていた。しかもピンクのチューリップの写真を添えて・・・。

 虚庵居士は福島原発の収束を願って、夥しい数のWindows mailのやり取りに明け暮れしていて、”gooメール” の受信ホルダーの中に、ジャム様のメールと花の写真を閉じ込めたままだったのだ。
労りのお手紙を頂戴しながら、何とも申し訳ないことであった。 取り急ぎお詫びと、感謝のご返事をしたためたのは言うまでもない。

 ジャム様はピンクに目がないお方であるが、写真の腕前も超一流ゆえ、ご自分の撮影された一枚を添えてお慰め下さったものであろう。お送りくださった素晴らしいチューリップの花を、虚庵居士が独り占めにするのは、余りにもモッタイナイ。
東日本大震災の被災地の皆様は、悲しく辛い日々をお過ごしのことであろうが、
ジャム様から頂いた「ピンクのチューリップ」を、被災者の皆様へもお裾分けしたいものだ。ジャム様から未だそのお許しを頂いていないが、チューリップの笑顔につられて、些かでも多くの皆さんが微笑んで頂けたらと念じて、ここに掲載させて頂く。

 


            越中のピンクの花を召しませと
        
            いたわる手紙を下さる君かな


            あろうことかgooの受信の函中に

            封も切らずにとどめ置くとは


            百万の言葉に代えて花たちの

            笑顔に託すやいたわる心を


            慰めの心を重ねて届けなむ

            被災のもろびと微笑みあれかし


            斯くばかり光を享けて花咲くに

            せめて明かりを塞ぐ心に