暑中お見舞い申し上げます
しばらくご無沙汰しましたが、虚庵居士夫妻は雲隠れして太平洋を飛び越え、ニ週間ほど前に、米国
ニューヨーク・ニュージャージーに降り立ちました。
雷の子供は、調達が難しくなった虎の毛皮のパンツに穴があいて、雷雲の上でお尻が冷えて風邪を
ひくといいますが、ジャンボに守られて風邪も引かずに渡米出来ましたので、他事ながらご休心下さい。
猛暑の日本を逃れてきたつもりでしたが、マンハッタンの日中の暑さはただ事ではなく、現地の皆さんは短パンは当たり前。殊に若い女性のノースリーブは形ばかりにて、元気溌剌の虚庵居士は目のやり場に困る街中です。
しかしながら一たび木陰に入れば、高温多湿と高温低湿の差は歴然。有難いことに殆ど汗知らずの
快適な毎日です。マンハッタンからジョージ・ワシントン橋を渡り、ニュージャージーの州立公園近くの
湖の畔、ボートデッキでの昼寝は極楽そのものです。ところが、あろうことか小学一年生の孫が忍び足でやって来て、虚庵じじ・ばばの昼寝姿の証拠写真を撮られたのには、参りました。
孫の片言、日本語で曰く、じじ「ご・ご・ご・ごごご~、うがうがうが~~」、
ばば「ね・ね・ねねね・・・・---」。
ご紹介する写真は時差ぼけにて早朝に目覚め、レイクハウスの庭を寝ぼけマナコのままぶらぶらした
際の写真と、娘婿殿のクルージング・ボートから写したボートデッキです。
空港に
迎えのリムジン手際良く
老いにし夫妻とバッグなど
ピックアップしてハイウェイを
走る真夜中 灯もまばら
まどろむ間にもやがて入る
林を抜けて湖の
畔に至りぬ長旅の
終わりに近しわが孫は
夢路にあるらむ明日の朝
Big hug の挨拶を
夢見て今宵は
深く眠らむ
時差ぼけのまなこをこすれば朝露か
スプリンクラーに 愕かされぬる