「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「ご無沙汰しました Lake Erskine より」

2010-08-07 02:58:29 | 和歌
 
 暑中お見舞い申し上げます

 しばらくご無沙汰しましたが、虚庵居士夫妻は雲隠れして太平洋を飛び越え、ニ週間ほど前に、米国
ニューヨーク・ニュージャージーに降り立ちました。

 雷の子供は、調達が難しくなった虎の毛皮のパンツに穴があいて、雷雲の上でお尻が冷えて風邪を
ひくといいますが、ジャンボに守られて風邪も引かずに渡米出来ましたので、他事ながらご休心下さい。

 猛暑の日本を逃れてきたつもりでしたが、マンハッタンの日中の暑さはただ事ではなく、現地の皆さんは短パンは当たり前。殊に若い女性のノースリーブは形ばかりにて、元気溌剌の虚庵居士は目のやり場に困る街中です。


 


 しかしながら一たび木陰に入れば、高温多湿と高温低湿の差は歴然。有難いことに殆ど汗知らずの
快適な毎日です。マンハッタンからジョージ・ワシントン橋を渡り、ニュージャージーの州立公園近くの
湖の畔、ボートデッキでの昼寝は極楽そのものです。ところが、あろうことか小学一年生の孫が忍び足でやって来て、虚庵じじ・ばばの昼寝姿の証拠写真を撮られたのには、参りました。

 孫の片言、日本語で曰く、じじ「ご・ご・ご・ごごご~、うがうがうが~~」、
ばば「ね・ね・ねねね・・・・---」。





 ご紹介する写真は時差ぼけにて早朝に目覚め、レイクハウスの庭を寝ぼけマナコのままぶらぶらした
際の写真と、娘婿殿のクルージング・ボートから写したボートデッキです。







            空港に

            迎えのリムジン手際良く

            老いにし夫妻とバッグなど

            ピックアップしてハイウェイを

            走る真夜中 灯もまばら

            まどろむ間にもやがて入る

            林を抜けて湖の

            畔に至りぬ長旅の

            終わりに近しわが孫は

            夢路にあるらむ明日の朝 

            Big hug の挨拶を

            夢見て今宵は

            深く眠らむ




            時差ぼけのまなこをこすれば朝露か

            スプリンクラーに 愕かされぬる