「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「赤き ぐみの実」

2008-06-06 23:14:00 | 和歌
 
 「うつろ庵」の「ぐみの実」が赤く熟して、たべて食べてとセガンデいる様だ。

 孫のCameronくんや、りかちゃんが横須賀のじじ・ばばを訪ねて来るまで、小枝の先で果たして頑張れるであろうか。ぐみの実は熟し切ると、自然の摂理に従ってバラバラと撒き散らされるので、チビちゃんたちが来るまでは何とか頑張って欲しいものだ。
小枝から「ぐみの実」を摘むなどとは無類なことゆえ、喜々と遊ぶであろうが、マイルドな甘い菓子に慣れた孫たちには、渋みが舌に残る「ぐみの味」は、多分お気に召すまい。しかしながら、小枝にたわわな「ぐみ」の自然の姿だけでも見せてやりたいものだ。




             
            鈴なりのぐみを見せばや孫たちに

            はしゃぐ声聴き共に摘みたや






            
            みずみずし ぐみの実熟してはちきれむ

            たべて食べてとせがむが如くに


            おみな児の青きぐみとぞ思ひきに
           
            乙女の素肌か透けて熟すは