川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

移動日は雨と霧

2008-09-15 13:31:45 | ひとが書いたもの
R0018852北海道滞在中に、移動日は雨、「遊び日」は晴れ、というまことにめぐまれた天気の巡りだったのです。初日の移動日は雨。千歳から、裏大雪とでもいうべきトムラウシ温泉まで。
途中、広がるのは幻想的な光景。

ほんと携帯の通じる最後の町から、延々と1時間くらい山道をのぼるわけですよ。
十勝ダムを超えて、東大雪湖に沿いながら。
たどりついた宿はやはりある意味秘湯で、なんだか「神隠し」の向こう側に入り込んだよう。
R0018830R0018839R0018836


はやっ!(追記)

2008-09-14 10:42:55 | Macだし、親指シフトだし
Applesupport金曜日の朝にピックアップしてもらったマシンが、土曜日朝には修理センターに到着し、即日、修理完了、発送。
当然3連休後の対応を覚悟していたので、これはびっくり。
もう近所の集配所には届いたみたいなので、あと数時間後には「本来の」環境で仕事ができるはず。
助かった。

というわけで、もとの執筆環境に復帰。
データもリカバーできたし問題なし

ひとつ思うのはこの間Macproで作成したファイルを、メインマシンのほうと同期するのが面倒だなあ、と。
なんかいい同期の方法ないんですかね。
結局、手作業でやってしまいましたが。

心強い!!

2008-09-12 21:29:52 | Macだし、親指シフトだし
”なすこじ”のココログ: 親指シフト
最近コメントをくださった、なすこじさんのブログ。
親指シフターでもないのに、絶滅寸前のこの入力環境に関心を抱きサポートしてくださっている。
ぼくなんぞ、それこそ死活問題なのに「トリニティ」のことすら知りませんでした。
諸々のことで深謝、深謝。


松浦武四郎のこと

2008-09-11 21:50:12 | ひとが書いたもの
静かな大地―松浦武四郎とアイヌ民族 (岩波現代文庫 社会 163)静かな大地―松浦武四郎とアイヌ民族 (岩波現代文庫 社会 163)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2008-02-15

「北海道」の名付け親とも言われる松浦武四郎関連の本を道中読んでいた。
ほんの150年前の蝦夷地を駆け抜けた快男児であるわけなのだが、描かれるアイヌのありさまが切ない。
我々は、とても正直者で、フレンドリーで、利他行動もわりととれる方。
そういう「自分たち」が一面で正しいとして、と同時に、限りなく残酷で、極悪非道で、人を人とも思わない行状に至ることもできてしまう。
そのメカニズムをきちんと見極めておかないといかんなと切に思うなりでした。
北海道人―松浦武四郎北海道人―松浦武四郎
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:1999-09

こちらは小説仕立てなので前者よりも読みやすい。
一冊だけ読んで武四郎を語るならこっちかな。けれど前者の方が広がりがあり、奥行きがある。

さらに「タイトルつながり」で池澤さんの本を読み始める。
静かな大地 (朝日文庫 い 38-5) (朝日文庫 い 38-5) (朝日文庫 い 38-5)静かな大地 (朝日文庫 い 38-5) (朝日文庫 い 38-5) (朝日文庫 い 38-5)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2007-06-07


渓流の魚を食します

2008-09-10 20:43:58 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
R0019014R0019028十勝川水系釣ったニジマスは、バター焼きに。
姿のままで焼いたものは夕食にたべて、おろした上で焼いたものは翌朝サンドウィッチに。
どちらも美味。ムニエルにしたほうがもう少し、うまみがでたような気もするけれど。

R0019189そして、石狩川水系の空知側源流部でのオショロコマ、アメマスはこういうことになりました。
なにしろキャンプの人数分なんで。
結局こういう野趣あふれる食べ方ってのが一番だよなあという気もします。
あと一尾、釣れていたら、骨酒もつくりたかったところ。
まあ、骨だけ放り込んでもよかったのだけれど。


ニュージーランドの教育立国

2008-09-10 20:29:00 | ひとが書いたもの
さらば「受験の国」 高校生ニュージーランド留学記 (朝日新書 112)さらば「受験の国」 高校生ニュージーランド留学記 (朝日新書 112)
価格:¥ 756(税込)
発売日:2008-05-13

「15少年」つながりで読んだニュージーランド本。
ある意味で北欧と並ぶ「実験国家」のこの国では、教育もアグレッシブ。
日本からの高校留学がかくも強烈にして高密度高濃度のものになりうるのかと目眩がする。若くなきゃできない留学体験記だ。
ニュージーランドからは「アクティヴィスト」が多く生まれる。社会で尊敬もされる。その背景を感じ取ることができる。
笑ってしまったことが一点。
日本からの留学生である著者はごくごく自然に生徒コミュニティに受け入れられるのだが、ひとつだけ「踏み絵」のごとく踏まされたのが「捕鯨」について。「クジラを食べるのか」という質問だったというのが、悩ましくもあった。


PowerMac G5が重病に(追記)

2008-09-09 11:00:54 | Macだし、親指シフトだし
3年と4ヶ月使っていたG5がとうとう重病に。
起動しませんったら!
起動音もせず、HDDも読みに行ってくれないので、電源か、ロジックボードそのものであろうといのが電話でのサポートの見立て。
しょうがないのでアップルストアに行くとします。
今書いている文書のリカバーができたのが救いといえばすくいですが。
結局、ロジックボードらしい、ということが分りました。
渋谷のジーニアスバーにて。

しかし、いい雰囲気だったなあ。
死にそうな思いで持ち込んだけれど、十分報われました。
修理の相談でいい気分になって帰ってくるなんて、普通、あり得ないもの。

というわけで……来週末くらいまではノートでの執筆ライフです。
ローマ字変換ストレス!だけど。

Number Plusが出ていた

2008-09-08 15:18:16 | 自分の書いたもの
Number PLUS 2008 October―Sports Graphic (2008)
価格:¥ 980(税込)
発売日:2008-09

でかけている間に、Number PLUSが出ていました。
サッカーに関しては、反町監督の総括的インタビュー+ぼくによる観戦日記「もう一度、自分のために」き2本で構成。マッチリポートなんかは、以前のNumber本誌を見よ、ということでしょうね。
またも、非常に開放感のない観戦記ですみません。
とはいえ、そういう試合だったので……。
反町監督の独占インタビューと併せ読んでいただくと、より立体的に「北京の日本サッカー」を感じていただけるかと思います。


渓流釣り入門

2008-09-08 07:27:26 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
十勝川水系ではニジマス(左)、石狩川水系の空知川源流ではアメマス(中)とオショロコマ(右)。空知川水系の方がどちらかというと外来種が入り込んでいないということか。
あ、今回の北海道は、釣って食べてみようというテーマがひとつあって、それゆえにいろいろな川で釣ってみたわけです。
R0018985R0019145R0019280

R0018964釣り方としては、基本的にはミャク釣りで、浮き釣りも試してみたけれど、こんな流れが多いので、基本的には浮きは邪魔者っぽいです。
ニュージーランド南島でいつだったかトライしてみたブラウントラウトは、餌で狙うなら浮き釣りがメインになる気がするんですが……やっぱ川の規模の問題。
なにはともあれ、楽しかった。
食べる量だけ釣る、って、いうのに自分としては満足感を覚えるたちみたいで、7人のキャンプで全員分釣れるまで最後まで粘ってしまったり……。
そう、こういう川魚って焼酎にあいますね。

Number Plusに五輪サッカー観戦記

2008-09-04 08:30:00 | 自分の書いたもの
R0018532たぶん、きょうあたりに出るはずのNumber Plusに五輪サッカーの観戦記が出ています。
写真も自分で撮影したものを使ってもらえました。
そうそう、身軽に旅行する時って、重たい撮影機材をもっていくわけにはいかないから、本当にミニマム構成です。
GR digital2オンリー。28ミリのズームなしなんで、かなーりストイックに撮ってます。
いちおエヴァンジェリストらしく、紹介しとこうか、と。
RICOH デジタルカメラ GR DIGITALII 1000万画素 GRDIGITALIIRICOH デジタルカメラ GR DIGITALII 1000万画素 GRDIGITALII
価格:(税込)
発売日:2007-11-22

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 北京五輪速報特集 2008年 9/3号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 北京五輪速報特集 2008年 9/3号 [雑誌]
価格:¥ 530(税込)
発売日:2008-08-20

そういえば、Numberも、アマゾンで買えるのですね。この号には、サッカーに限らない雑感記事(?)を書いてます。

15少年漂流記の島へ

2008-09-01 22:00:59 | ひとが書いたもの
「十五少年漂流記」への旅 (新潮選書)「十五少年漂流記」への旅 (新潮選書)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2008-05
「考える人」への連載を書籍化したもの。
『十五少年漂流記』のモデルになった島が、作品中でも語られる南米の「ハノーファー島」ではなく、ニュージーランドの離島であるチャタム島だったのではないか、というのを、両島を訪ねて検証する旅。
椎名氏の数々の「怪しい」探検や、正統な探検・冒険に比べて、ずっと探検濃度は薄いのだが、とはいえ、「十五少年の島」のモデルをさぐるというテーマでぐいぐい引っ張る。
かつて、十五少年をわくわくしながら読んだ少年少女なら、ひとこと「読め」と言い切れる内容。


ちなみに、ヴェルヌが島の地理的なモデル(動物相などは別物)としては、チャタム島で決まり、だろう。
オークランドからの漂流の期間では南米までは無理。チャタム島は「いいかんじ」な距離で、まずはカタチがそっくり。十五少年が漂流した浜の描写も似ているし、ドノバンが船と間違えた3つの岩礁もある。なにより巨大な「ファミリー湖」に相当するものや「ニュージーランド川」まである。
そのことに気づいたのが日本の大学教授だったというのも面白いトリビア。

さらに、この本が書かれたフランスや、当事国であるニュージーランド、関連国イギリスなどで、それほど読まれなかった理由の考察も非常に納得できる(これは、「大学教授」氏の考察なのだが)。日付変更線上の「例外」であるチャタム島と、日付変更線を決める国際会議、そして、英仏の確執……それらがすべて物語の中に織り込まれていたというのも、言われてみれば非常にクリア。
モデルとした島を南米までごっそり移動しつつ、実はチャタム島のことなんだよ、とほのめかしたのかもしれないヴェルヌの茶目っ気も、今にして読むと楽しい。このことにみんなずーっと気づかなかったのですね。

ちなみに、ニュージーランドは、ぼくにとっても大好きな国であって、また、十五少年の国として思い入れ深い。
訪ねるたびに書くログ(日記)は、「十五少年の島へ1」というふうに、連番で延々と書かれている。

2学期が始まる

2008-09-01 15:55:47 | 日々のわざ
R0018536子どもの「暦」で生活するきょうこのごろ。
二学期の開始というのは本当に大きなイベントで、やっぱり、夏休みの終わりはちょっと寂しかったりもします。
しかし、仕事面ではこれでばっちりたくさん時間を使える。
昼間、がんがん書くも自由、煮詰まるも自由。


努力目標としては、小説をきちんと、たくさん書こうってとこです。
この一年半、あきらかに小説モードではなかったし。
年内にPTA本が出るのを機に(より正確には自分の手を離れるのを機に)、小説世界を深める方向にどんどん舵を切って行きます。
とはいえ、家にいるばかりではなくもっと「発散的」「解放的」なこと、どんどんしたいんですけどね。
いずれにしても、心機一転、がんばるなり、です。