市民ZOOネットワークの会でのトークについて、軽く報告。その2。
ドードー、ペンギン、イルカ、人類学、マナティー、オオサンショウウの話題を持って行って、その場の人の好みで軽重を変えるというやり方で、ドードーとイルカを30分ずつ、あとはコンパクトに語ってきました。
で、イルカ。
これが実に悩ましい!
たぶん次回のメルマガ(http://yakan-hiko.com/kawabata.html)から何回かに分けて書くけれど、とにかく悩ましい。
まず、日本の水族館でのイルカ繁殖は、北米から見ると25年遅れ!
そんなふうに言ってきたし、それは若干、過小評価(というか、過大、なのかな)なくらいの「事実」です。
でもね、25年先を行っている北米も、もう大変なことになってるんですよ。
繁殖できるとかできないとかいうレベルではなく、飼育自体が悪!みたいな流れ。
なんでそこまでいくの?ってくらいで、動物園水族館に関心のある人は知っておくべきだと思います。
日本の市民感覚が似たようなことになるかどうかは分からないけれど、今や、世界中のどこから矢が飛んで来るか分からない時代。
イルカの問題だけでなく、「世界一悲しいゾウ」のように、ある日突然、国際的な非難・批判の対象になってしまうかもしれない「今」です。
その意味で、イルカはやはり最先端を走っているので、諸状況の整理を試みようと思います。