川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

「17世紀の壁」をこえてドードーを追う

2016-01-24 14:10:15 | 日記

昨日は、市民ZOOネットワークの会でトークをしてきました。

ドードー、ペンギン、イルカ、人類学、マナティー、オオサンショウウの話題を持って行って、その場の人の好みで軽重を変えるというやり方で、ドードーとイルカを30分ずつ、あとはコンパクトに語ってきました。

ドードーは、つまり、本当に楽しい話題で、1647年の時点でたぶん「最後のドードー」(島を出たものとして)が、日本に来ていたという話。そして、その後、どうなったのか、松山、福岡、長崎、とおいかけているわけです。

これはメルマガで最初からやっているプロジェクトでもあって、もうすぐ長崎にたどり着きますけど、それが終わったら、ロンドン・オックスフォード・コペンハーゲンと海外でのドードー研究の話へと進んでいきます。

さらにそれが終わったら、蜂須賀正氏を介してふたたび日本へ。蜂須賀は徳川家の末裔で、ラストショーグンの孫。そして、ドードー研究20世紀の中興の祖の一人。なんかドードー巡りのようなドードー探求になっていきますね(笑)。

ぼくがこのプロジェクトをはじめてつくづく感じるのは、17世紀で遠そうで近そうでやっぱり遠い過去です。

17世紀の絶滅は、ダーウィンはもとより、リンネよりも前なんですよ。博物学から科学が立ち上がるずっと前の時期の記録から、今、ドードーはどんな鳥だとわかっているんでしょうかね。

本当に「17世紀の壁」はぶあついです。文献記録もまだらです。

というわけで、謎解き要素満載でやっていきます。

このドードーネタがなければ、メルマガを始めようとは思っていなかった、「必ずやるぞ案件」なので、常に気合入っております。

メルマガはこちらね。http://yakan-hiko.com/kawabata.html

ぜひご支援を! また初月無料なので、ぜひのぞいてみてください。

 

*追記

ひとつ、いい忘れてたんだけど、ドードーって発見当時、ペンギンと混同されていた気配があるんです。

まあ、これは、「ドードーをめぐる堂々巡り」ヨーロッパ編でメルマガに書く。たぶんカミングスーン。