川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

Rboardについて語ってみる(指ならしも兼ねて)

2009-03-09 21:45:22 | Macだし、親指シフトだし
R0010613今、富士通のKB232というUSBキーボードで親指シフト環境を構築したところ。これまで20年かそこら使ってきたRboardの系譜にとうとうサヨナラするときがきたわけで、新環境の指ならしも兼ねて、「わたしとRboard」というテーマで書いてみる。

出会いは……たぶん、大学生のときだ。
はじめて小説を書いた時、ローマ字入力が嫌で仮名入力してみた。でも、タッチタイプができない。
そこで、ちまたで噂の親指シフトキーボードを買って来た。

当時使っていたのは、エプソン系のPC98互換機で、それに直接さすとすぐに使えた。
ワープロソフトは、たぶんまだ「松」だったかも。「太郎」が出るのはもっと後。あるいはVZエディタをもう使っていたかもしれない。記憶の彼方で定かではない。

1991年頃、Macに出会った。
II ciという機種で、68030 25MHz、対応OS 漢字Talk6.0というしろもの。
当時の漢字Talkは、非常に不便だったけれど、その他のルックアンドフィールに惚れてしまって、すべての環境をMacに引っ越した。

Rboardは、PineAppleというアダプタを使えばそのまま使えた。
当時、Macは本体そのもののアッフグレードというすてきな仕組みがあって、II ciはのちにQuadra700という機種に化けた。

これはずいぶん長く使った。たぶん5年くらいかな。その間、Rboard+PineAppleという環境で乗り切った。

次に買ったのがPowermacG3。コードネームはYosemiteだったかな。
これはUSBが普及する前にAppleの標準だったADBアップルデスクトップバスの入力が出来る最後の機種。
このあたりになると、旧来のRboardでは入力できなくなっていて、そもそも開発会社がギブアップして、リュウド社があらたにRboard pro for macを出してくれた。

なかなか快適な入力環境で、考えてみれば、プロになって出した最初の何冊かはこのマシンとRboard pro for macの組み合わせで書いたのだった。

PowermacG3は、アクセラレータをつけたりして、5年くらい引っ張ってしまったのだけれど、その理由はこのマシンが、ADBをサポートした最後の機種だったというのが大きい。

それでも、どうにもならなくなって、購入したのが2004年版のPowermacG5。
これは最後のPowerPC Macであって、imateというアダプタをかませば、なんとかRboard pro for macが使える。
このハードも5年近く引っ張ってきょうに至るのだけれど、とうとうCPUに連続して不具合をみるにいたり、intelMacへの全面移行を検討している次第。

感慨深いことに、新しいMacminiは、ハードディスクの回転数をのぞいて、すべてのスペックで、5年前のフラッグシップを上回る。
さっそく注文。KB232をさして、これからの環境への第一歩としたい所存。

とはいえ、まだPowermacG5を使っている今現在、KB232の使用感はイマイチだなあ。
Rboardを使って来た20年というのはやはり、大きいのかも。

ま、そのうち慣れることに期待。