川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

海洋三昧

2008-10-17 21:09:19 | ひとが書いたもの
コン・ティキ号探検記 (ちくま文庫)コン・ティキ号探検記 (ちくま文庫)
価格:¥ 998(税込)
発売日:1996-08
海洋冒険物語 (同時代ライブラリー)
価格:¥ 1,020(税込)
発売日:1992-06

椎名誠さんの15少年漂流記ものの流れで、海洋漂流・冒険ものを読みつなぐ。
ヘイエルダールは、今読むと語り口の軽妙さ、ユーモアのセンスに感動する。実際の冒険部分はもとより、それに至る準備期間の方が、ドキドキしたりして。

「海洋冒険物語」は、手漕ぎボートの大西洋横断とか、単独帆走世界一周レースとか、とんでもなく無謀な冒険の時代の物語をオムニバスでおさめていて、秀逸。


心に残るのは、世界一周レースで、優勝直前にして喜望峰をパスして南太平洋に遁走してしまうヨットマンや、同じレースで、世界一周をあきらめ延々と大西洋に留まりながら、偽りの航海日誌を書き続け、ゴールを間近に海に身を投げた男……。スィールボールランを思わせるような(まあ、逆ですが)、事実はコミックより奇なり、な物語。おすすめ。あ、中古1円だ(笑)。
「十五少年漂流記」への旅 (新潮選書)「十五少年漂流記」への旅 (新潮選書)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2008-05


Number 714の野茂特集

2008-10-17 12:09:17 | ひとが書いたもの
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2008年 10/30号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2008年 10/30号 [雑誌]
価格:¥ 530(税込)
発売日:2008-10-16

ナンバーで野茂英雄の大特集。
滅多に人前でしゃべらない選手だったから、貴重に思う。
本人インタビューに加えて、ロバート・ホワイングの長い論考や、ベネズエラ時代にまで追いかけたレポートやら、とても充実。
この人物に興味がある人なら買うべし。

そういえば、ぼくもノモマニアだったのかも。

「あの頃」、BSで試合をみては一喜一憂していたし、ニューヨークに住んでいた時、メッツに移籍してきて、やったーとばかりに見に行ったこともあった。決してよいパフォーマンスではない頃だったのは残念だけれど、テレビで見るよりずっと体幹のしっかりしたかんじにびっくりした。

本当に骨の太い、かつ、愛すべきプレイヤーだったなあ。
あれだけワクワクさせてくれるプレイヤーは、今、日本にもアメリカにもいない。