川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

振り回される……

2006-01-26 14:09:55 | トンデモな人やコト
下ネタです。
痔の話。

そういうの嫌いな人はパスしておいてください。
ティッシュに血がついて、切れ痔に気付き地元のM本クリニックに行ったのが火曜日。
ここの医師はすごく高圧的で、聞かなきゃ説明してくれず、聞いてもよく分からないので、行きたくなかったのだけれど(以前行ったことがあった)、近場ではここしかないのだ。

切れ痔ではなく痔瘻だといわれた。
分からない人は、ぜひ、検索を。新しい世界が開けます(嘘)。
とにかく、痔とはいっても、肛門括約筋ごと切除しなければならないやっかいなやつ。

実は三年前にやったことがある。ついに二度目かと思い、目の前が真っ暗になる。
1度目の手術以降、ただでさえちょっと「締まらない」感覚があるというのに、さらに括約筋を削るわけだ。
以前は日帰り手術で済ませたけれど、今度は場所が微妙で一週間か二週間入院しなければならなくる。
そのあとも、きっと、「うんこたれ」な未来が待っているに違いない。
ひえーっ。

と思っているところ、M本医師は、以前の手術について叱責しはじめる。
ぼくに言われても仕方ないのだが、「切りすぎだ」と言って怒る。
本当はもっと筋肉の切除を小さくできたのだそうだが、そんなことを言われても困る。
じゃあ、先生はどんな手術をするのか、と聞くと、説明してくれるのだが、比較対象がないからよく分からない。
ほかとくらべて、どんなメリットデメリットがあるのか聞くも、「ほかのことは知らないから、無責任なことは言えない」というのが返答。じゃあ、標準的な施術と比べてくださいと言っても、「医師によってやり方は違うから」以下同文。
「自分でどこで手術するか決めて下さい」と吐き捨てるように言う。
この先生、人の目を見ない。

つまり、素人にはわざわざ説明しないが、信じる者にはわが医術をほどこさん、みたいな態度。
ここで手術するのはよほどの時だなあと思いつつ、帰ってきた。

翌日、この世界では最大手のひとつである、新大久保の総合病院に行く。
さすがに混んでる。十時前に診察券を出して、病院を出たのが午後一時。ひどくつかれる。
もちろん、混雑した中で待ち続けるので疲れたのもあるのたけれど、診断の結果が不可解。

痔瘻ではない、とのこと。

ひどく忙しいのに、ここのI医師は、患者の目を見てゆったりした抑揚で話す。相手をヒトとして見ているという感覚がとてもあって、信頼感がある。

でも、なんで、診断が違うんだ。

仕方ないので、事情を話し、三年前に痔瘻の日帰り手術をした新橋のクリニックに、翌日行って診てもらう。
ここはやたら丁寧に説明してくれるので有名なところ。ただ日帰り手術しかできない(入院を要する場合には、本院@千葉県まで行かねばならない)ので、今回はパスしていたのだ。

結論。

痔瘻ではない。
派手な切れ痔。

さすがに、専門医が二連続で「違う」と言ったのだから、本当に違うのだろう。

なんなんだ。M本医師。
特別にすばらくし鋭い指先を感覚の持ち主で、ほかの医師には分からない痔瘻を発見したのか、それともトンデモ医なのか。
いずれにしても、もう二度と行かないと思う。
万が一、スーパーな名医だったとしても、素人には判別しようがないからして。

最初から、新橋に行けばよかった。はあっ。
この二日はなんだったんだ。

というわけで、恥ずかしくも切れ痔治療中。