久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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2008年 年頭挨拶 【第二の創業期】

2008年01月01日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

1998年久野康成公認会計士事務所として創業し、今年で10周年となります。
10年以内に94%の企業が廃業・倒産する中で、10年事業を継続してこられたのは、多くの人の支えによって出来たことと感謝しております。


さて、2008年のテーマは、【第二の創業】です。
時代の変化が非常に早い中で、ビジネスモデルも非常に短いサイクルで見直し、点検をする必要があります。

当社も約3年周期で、根本的にビジネス・モデルを修正してきました。
それ程、時代の変化は早いのです。

今後3年間に亘るゴール設定は、昨日、示したとおりです。
基礎を構築するため邁進するのみです。


私は、ビジネスの流れを読むために、12年周期の春夏秋冬理論(神田正典氏の発想です。)を適用しています。
常に、12年先までの流れを読むことによって、短期的な時流に流されることなく、事業を構築することが可能となります。

12年周期で考えると、10年前の会社の創業は、
春の1年目から始まっています。
今年は、冬の2年目にあたります。

冬の時代は、あせらず多くの種をまき、来るべき芽が出る春に備えることです。
冬の時代は多くの試行錯誤があります。
当社も昨年は、中国進出→3ヵ月後の撤退。IPOの凍結を経験しました。

この判断は、今思っても経営者としてベストな判断だと思っています。
中国での投資による損失額は、約1千万円でした。
仮に、2年間継続していれば、おそらく損失額は6千万円に拡大したと思っています。

また、IPOもタイミングとしては、最も最悪期で、仮にIPOを行っていれば、私の仕事は、事業の拡大よりも公開企業としての管理業務のみになり、事業そのものが後手に回っていたことでしょう。


しかし、この2つの失敗からは、非常に大きな成果が得られました。
中国の撤退からは、インドへの進出を早めることが出来、経営資源をインドに集中することが可能となりました。

海外進出を事前に経験したことによって、インド事業の立ち上げそのものは非常にスムーズに行くことができ、事業そのものも着実に成果が上がっています。これも、中国の撤退を決意していなければ、決して得られなかった成果です。


IPOの準備からは、J-SOXコンサルティングに結び付けることが出来ました。われわれ自身が、公開準備を行うことによって、そこから得られたノウハウを顧客に提供することが出来たのです。

J-SOXコンサルの立ち上げがスムーズに行ったのも、われわれ自身がIPOを目指した要因が非常に大きいのです。上場準備からは、それにかけたコストの何倍もの収益を上げることが出来たのです。
株式公開自体は、時代の流れを読み、時期が来れば再チャレンジします。

当社の事業承継と絡めて、IPOは、当社にとって非常に重要な手段と考えております。


経営では失敗を恐れるのではなく、失敗から学ぶことが重要なのです。

 

より多くのトライをし、着実に前進をしていきましょう。
トライをすることとは、まず、行動することです。

行動の原動力は『リーダーシップ』です。

時代を牽引するリーダーとしての自覚をもって、社会を引っ張っていける会社を作りたいと思っています。

 

時代は大きく変化しています。
中国のオリンピックが終了したとき、この変化は誰の目にも明らかなものとなります。

誰でもわかるときでは遅いのです。
時代を先読みし、行動しなくてはなりません。

2008年、まずは私から行動します。