妻とは喧嘩をしないように心掛けていたつもりだったのですが、久しぶりに大喧嘩になりました。
私の最新の著書を先日、妻に献本していたのですが・・・
その本の中に、「日本の産業保護のためには、安い安定した電力供給が不可欠で、そのためには、今は原子力発電しか代替手段はない」ことを書いていました。
私は、代替手段がない状態で、むやみに原発反対をするべきではないと思っています。
反対するのであれば、代替する手段を提示してもらいたいです。
それが、火力発電というのであれば、長期的な環境への悪影響、電力価格の高騰による産業の競争力の低下を考えれば、受け入れられません。
風力や太陽光では、供給不足です。
妻は、絶対的に原発反対論者です。原発がなくても、技術革新によって電力はなんとでもなると思っています。
原発に反対するか、賛成するかは、人間の根本的な価値観の違いに行く着くくらいのテーマです。
私は、本の序文にも書きましたが、私の意見に賛成か、反対かといった議論はしたくはなく、自分の意見を持って論じられるようになってほしいと思っています。その手助けとして、少し過激に書いたところもあります。
「なぜ、原発賛成などと書いたの??」と昨晩は、激しく攻め立てられました。
仲直りするためには、私の信念を捻じ曲げて「原発賛成!」と言ってみるか??
しかし、こんなことを言えば、「あなたは、自分の言ったことをすぐに捻じ曲げる信念のない人間だ」とさらに攻め立てられるのが落ちでしょう。
しばらくは、冷戦が続くのかもしれません。
やはり、野球と宗教と原発の話は、タブーだったのかもしれません。
本は書いても妻には見せてはいけないということでしょうか?
久しぶりに悩んでしまいました。
映画、「リンカーン」を見たとき、当社の河原君も言っていましたが、リンカーンと妻が喧嘩しているあの場面は、私も身につまされました。
犬も食わない夫婦げんかも、私にとっては本当にきついです。