久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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BATIC 自己採点しました

2012年07月23日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
大原の解答速報を見て、BATICの自己採点しました。

結果は、予想以上に悪く、おそらく900点くらいだと思います。

最後のリース会計を大きく誤ったことと、IFRSの問題が難しく、正解率が非常に低かったことが原因です。




大原の解答でいつくか私と異なる見解がありました。

【29番】
大原の解答では、1番となっていますが、これは、明らかに誤りです。
IFRSでは、自己創出のれんは、資産計上すべきです。

私は、3番か4番で迷いましたが・・・3番は、開発費の資産計上をすべきとなっていますが、「一定の条件を満たしたときは」、資産計上であり
一定の条件について触れられていないので、3番は誤りと判断し4番にしました。ただ、これについては、自信がありません。




【62番(C)】
大原の解答では、減損費が、6000となっていますが、私は、5680ではないかとおもいます。
この違いは、2011年度の関係会社の損失を減損に含めて認識するか否かです。

大原は含めていますが、私は、含めるべきではないと思います。


通常、米国も四半期の開示が原則で、株式の評価は、四半期ごとに行われています。つまり、第3クオーターまでに、関係会社の損失は既に認識済みであり、期末に期中の損失を含めて減損処理することは、期首に戻ってrestateすることと同じ意味になります。減損の認識は、発生時点(この場合は期末)で行うべきであり期首に戻り処理するのはおかしいと思います。

ただし、この会社が四半期の開示を行っていないのであれば、大原の解答も正解になるかとは思いますが・・・

四半期開示を前提に考えるのが実務的であり、理論的にも正しいのではないかと思います。