インドに初めて進出したころ、多くの人から、
なぜ、インドなのか?
インドにネットワークを持っているのか?
などの質問をいただきました。
なぜ、インドか?そこには、大きなポテンシャルがあると思ったからです。
しかし、インドに対する評価は、インフラない、カースト制度がある・・・等々、ネガティブなものが
多くありました。
私自身、5年前に、一度、中国進出し、早々に撤退した苦い経験があります。
何のプランもなく中国に進出しましたが・・・今思えば、撤退すべきではなかったとも思います。
経営に「たら・れば」は、禁物ですが、最近、中国を改めて訪れて、その変わりぶりには、驚かされます。
インドでの唯一の戦略は、今度は絶対に、何があっても撤退しない、成功するまでやり抜くというものしかありませんでした。
多くの諸先輩方からは、インドは、ネットワークが重要で、ネットワークなくして成功はありえないといわれました。
確かに、今まではその通りだったかもしれません。
市場は確実に成長しており、不退転の決意があれば、ある程度は乗り切れる気がします。
私が、中国進出していた時に、最も欠けていたものは、この決意だったのでしょう。
だから、失敗したのです。
今は社運をかけてアセアン諸国・中国再進出・モンゴル・ロシア・ドバイへの進出を完了させます。
当社の良いところは、
①社員の数が多く、
②若く
③恐れを知らず
④初めての仕事を嫌がらずに、楽しむことができる
ことくらいでしょうか。
しかし、世界へ向けて拡大するためには、上記の要素は非常に重要で、
ネガティブなことを言わずに、「はい、喜んで!」といってどこへでも行ってくれる
社員は、当社の宝物です。
本当に、たくさんの社員を採用しておいてよかったです。
毎日、一時間半の研修をしておいてよかったです。
毎日、朝礼を英語で行っていてよかったです。
思えば、13年前、東京に何のつながりもネットワークもなく、前の会社の上司からも
「本当に独立なんかして大丈夫か」と心配されても何の迷いもありませんでした。
独立した時、
インドに初めて進出した時
そして、今年、アジア全域に進出する時
私には、何の迷いもありません。
与えられた使命と思い、全うするだけです。
ここまで付いてきてくれた社員に感謝です。
今は、他の会社と比べて、たくさん給料を払うことができませんが、チャンスだけは
どの会社にも負けないだけ与えることができます。
チャンスは、決して楽なものではありません。
時には、苦しいものと映るかもしれませんが、そこには、本当の価値があります。
私も社員とともに苦楽を分かち合いたいと思います。