1月4日、新年のあいさつで、「義務」についての話をしました。
善良なる市民としての義務、TCGのメンバーとしての義務とは何かを話しました。
我々の先輩たちは、権利に目覚め、全共闘運動等を展開した世代です。
その世代が今、高齢化社会を担っています。
自由(liberty)とは何か、自立(autonomy)とは何かを議論しました。
自律とは、負荷(義務)を負った自由であり、なんでも自分勝手にしてよいものではありません。
法を犯さなければ、何をやってもよい自由が我々にはあるのか?
他人に迷惑をかけなければ、何をやっても自由なのか?
義務の話は、当社の社員には、どうやら肯定的には受け止められなかったようです。
(当然といえば当然でしょうが・・・)
義務=責務は、【志】に通じる概念です。
理性に従い、責務を果たすこと。
自分のためだけではなく、自律的に他人のために生きること。
義務を果たすことは、徳を積むプロセスです。
義務を果たせと言えば、ネガティブに感じる人も、「徳を積もう」といえば、少しはポジティブに感じられるでしょうか。