flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

和歌浦

2007-03-30 00:00:03 | 海道・みなと

(わかのうら・わかうら 和歌山市和歌浦 瀬戸内海国立公園 国指定名勝 2003年3月29日)
 名古屋から大阪まで名阪特急で向かうのは初めてである。大阪は一年半振り、思いのほか肌寒かった。続けて南海電車に乗る。大手私鉄であり、設備もしっかりしてはいるが、何処となくローカルなイメージが感じられる鉄道である。
 峠の県境を越え人口40万の海都和歌山に到着。和歌山市駅という市の表玄関駅ではないためか、ひっそりとした駅周辺である。
 奈良、平安の昔から歌枕として詠まれた和歌浦へ向かう。
神亀元年(724)聖武天皇行幸のとき、弱浜(わかはま)を明光浦(あかのうら)と改命されたのが始まりとされているこの地は、歴史を感じる地というよりも、住人ののんびりとした暮らし振りに、余生を暮らすのには良い場所といった様相であった。実際、若人は少なく、観光客もかなり減少しているようで、宿泊施設も半数以上は閉鎖されており、ゴーストタウン的な一面も持っているが、海側に目をやると瀬戸内海の碧い海、手前に目をやれば南欧の港町のような町並みの残している。


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コメント (2)
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