元町公園の上には、建物の残骸がある。関東大震災によって被災した、フランス人住宅、マクガワン邸の跡である。明治末期から大正初期頃に建てられた、鉄筋補強煉瓦造、三階建、建築面積180㎡の住宅であったが、地震で倒壊し基礎部分(地下部分)だけとなった。昭和59年(1984)に発掘調査が行われ、史跡公園化されている。
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(岐阜市黒野 市指定史跡)
慶長二年(1597)加藤貞泰によって築城された近世城郭である。関ヶ原の後に四万石の藩となったが、慶長十五年(1610)貞泰は、伯耆米子に移封となったため廃藩された。四百年経った現在でも、主郭の堀、土塁は明確に残されている。付近には、木戸、惣門口、二之丸等の地名が残っている。