
(京都府相楽郡笠置町有市字附竹 2003年8月13日)
昭和37年(1962)に開業した、RC造5階地下1階、延床面積2,640m2,京都府・奈良県境の木津川のほとりに建つ観光ホテルである。風光明媚な立地だが、昭和55年(1980)国道163号線笠置トンネル開通に伴い、それまでホテル前を通っていた国道が移転し、通行量が激減、客足も遠ざかった。その対策として、昭和58年(1983)地下1,200mから34.3度の温泉を掘削し、大光天温泉として日帰り客を狙ったが、昭和63年(1988)改装途中で資金繰りが悪化し、放置されることとなった。その後周囲の鬱蒼とした環境と人里から離れることも相俟って、心霊スポットとして扱われ、破壊が加速度的に進んだ。
然しながら、未だ休館扱いの状態で年月を経過している。
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