【聖教新聞・2012年 (平成24年)12月22日(土)より転載】
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(12/22)
一年を振り返ると、信心根本に奮闘した同志の姿が心に浮かぶ。
再就職や進路を勝ち取って輝く笑顔、大病や仕事の苦境と闘う懸命な顔。
春秋を巡る四季のように、人それぞれに人生の節を迎える
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「禍福はあざなえる縄のごとし」と。
人が生きる途上、災いと慶事は、よった縄のように交互に現れてくる。
喜んだかと思えば、すぐに心を悩ます出来事に出合う。問題は、この実相をどう捉えるかだ
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それが人生だから仕方がないと、諦めがちに受け止める考えもある。
幸不幸の出来事に遭遇するたびに一喜一憂し、運命に流されるような生き方もあろう
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家族の闘病に向き合った同志が語っていた。
“病床で「絶対に病気に負けない!」と話す家族の言葉に、諦めない精神を教えられた”“これからも勝っていく”と。
人生の局面を前向きに捉えて挑み抜く、心の強さがにじんでいた
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御書には「苦を苦と悟り、楽を楽と開き、苦楽ともに思い合わせて南無妙法蓮華経と唱えきっていきなさい」(1143ページ、通解)とある。
目の前の苦も楽も、そのまま受け止め悠々と進む。
悲観でも楽観でもない。
あるがままの現実に厳然と向き合う強い生き方を教えられている。
どんな時も唱題に徹し、苦楽の人生を勝ち開いていこう。
(弓)
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