小説「新・人間革命」
【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)12月14日(金)より転載】
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法旗11(12/14)
山本伸一は、近年、折あるごとに、草創期を戦い抜いた功労の同志たちに、最後まで広宣流布の使命に生き抜き、見事な人生の総仕上げをするよう訴え続けてきた。
初代会長・牧口常三郎も、第二代会長・戸田城聖も、命の尽きるまで、正法正義を叫び、信念を貫き通した。
民衆の崩れざる幸福を築くために、炎のごとく自身を燃焼し尽くして生涯の幕を閉じた。
大切なのは、最後の最後まで戦い続けることだ。この世の使命を果たし抜いていくことだ。
伸一は、前年の一九七七年(昭和五十二年)十二月、宮崎支部結成十九周年を祝う記念幹部会に出席した折にも、先輩幹部の在り方について、こう語っている。
「多くの方から、『あの時の激励があったからこそ、境涯革命ができ、こんなに幸せになれました』と言われる人になってください。
そのように、たくさんの人から慕われ、尊敬されることこそ、仏法者としての最高の誉れであり、誇りではないですか!」
弘教、そして、信心指導に勝る聖業はない。
生涯、その歩みを止めない人こそが、地涌の菩薩であり、仏であるのだ。
ともかく、伸一は、「支部制」発足にあたって、新支部長・婦人部長がいかんなく力を発揮できるように、先輩幹部や指導部の活動の課題を明らかにするなど、前年から着々と、新出発の態勢を整えてきたのである。
「総ブロック」から「支部」への移行は、支部長・婦人部長をはじめ、支部幹部の意識を大きく変え、自覚を変えた。
組織を活性化させ、地域広布を推進する根本は、人間の一念の転換にこそある。
人の心が変わり、”大勇猛心”を奮い起こしていくならば、声も、表情も、行動も、気迫も変わる。
そして、一切の状況、環境を転換することができる。
それが依正不二の原理である。
大詩人ホイットマンは訴えている。
「およそ精神が変化しないかぎり、見かけがどれほど変化しても何の役にも立たないからである」
※ 小説「新・人間革命」 ※ 語句の解説
◎依正不二
依正不二とは、生命活動を営む主体である正報と、その身がよりどころとする環境・国土である依報が不二であること。
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【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)12月14日(金)より転載】
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法旗11(12/14)
山本伸一は、近年、折あるごとに、草創期を戦い抜いた功労の同志たちに、最後まで広宣流布の使命に生き抜き、見事な人生の総仕上げをするよう訴え続けてきた。
初代会長・牧口常三郎も、第二代会長・戸田城聖も、命の尽きるまで、正法正義を叫び、信念を貫き通した。
民衆の崩れざる幸福を築くために、炎のごとく自身を燃焼し尽くして生涯の幕を閉じた。
大切なのは、最後の最後まで戦い続けることだ。この世の使命を果たし抜いていくことだ。
伸一は、前年の一九七七年(昭和五十二年)十二月、宮崎支部結成十九周年を祝う記念幹部会に出席した折にも、先輩幹部の在り方について、こう語っている。
「多くの方から、『あの時の激励があったからこそ、境涯革命ができ、こんなに幸せになれました』と言われる人になってください。
そのように、たくさんの人から慕われ、尊敬されることこそ、仏法者としての最高の誉れであり、誇りではないですか!」
弘教、そして、信心指導に勝る聖業はない。
生涯、その歩みを止めない人こそが、地涌の菩薩であり、仏であるのだ。
ともかく、伸一は、「支部制」発足にあたって、新支部長・婦人部長がいかんなく力を発揮できるように、先輩幹部や指導部の活動の課題を明らかにするなど、前年から着々と、新出発の態勢を整えてきたのである。
「総ブロック」から「支部」への移行は、支部長・婦人部長をはじめ、支部幹部の意識を大きく変え、自覚を変えた。
組織を活性化させ、地域広布を推進する根本は、人間の一念の転換にこそある。
人の心が変わり、”大勇猛心”を奮い起こしていくならば、声も、表情も、行動も、気迫も変わる。
そして、一切の状況、環境を転換することができる。
それが依正不二の原理である。
大詩人ホイットマンは訴えている。
「およそ精神が変化しないかぎり、見かけがどれほど変化しても何の役にも立たないからである」
※ 小説「新・人間革命」 ※ 語句の解説
◎依正不二
依正不二とは、生命活動を営む主体である正報と、その身がよりどころとする環境・国土である依報が不二であること。
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