【台湾チャンネル】日台交流頻道第8回、世代と国境を越える「高雄同窓会」の交流[桜H25/11/28]
小説「新・人間革命」
【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)11月28日(木)より転載】
o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪
若芽33(11/28)
児童は、やがてランチルームに移動した。山本伸一が用意したアイスクリームを食べるためである。
伸一もランチルームに行き、一緒にアイスクリームを食べながら、次々と子どもたちを自分の隣に呼び、家庭環境や、学校になじめているかなどを尋ねた。
また、その間に、子どもたちとコップの水を掛け合うしぐさをして、ふざけ合った。
児童たちは、最初は、緊張しながら伸一と接していたが、このころになると、すっかり“友だち”になっていた。
さらに彼は、正面玄関の前に立って、下校していく児童と握手をして、見送った。
「パパ、ママによろしくね」
「学校を頼むよ」
「しっかり勉強するんだよ」
権威を誇示しての教育は、子どもの心を歪める。魂の触れ合いを通して育った信頼こそが、教育の基盤だ。ゆえに伸一は、児童との接触を何よりも大切にしたかったのである。
伸一は、午後五時過ぎから、作法室で行われた教職員の代表との懇談会に出席した。
彼は、児童が健やかに成長し、良い伝統がつくられつつあることに感謝を述べ、皆の意見に耳を傾けた。
校長の新木高志からは、児童の健康増進のために、体を鍛える工夫を重ねていることや、全校遠足の様子などが報告された。
また、教頭の木藤優からは、モットーの碑を造るので、低学年と高学年のモットーを揮毫してほしいとの要望が出された。
「私は、字が下手なので、上手な人に書いてもらった方がいいのですが……。でも、皆さんの希望であり、児童が喜んでくれるのならば、書かせていただきます。すぐ墨と筆を用意してください」
伸一は、最初に、低学年のモットーである「明るい子」「思いやりのある子」「ねばり強い子」と書き、それから高学年のモットーである「闊達」「友情」「根性」と認めた。
o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪
、
◇鴨/今日の俳句◇
◇※第1423号※◇
2013年(平成25年)11月28日(木)
☆彡------☆★☆*------彡☆
■ 11月28日。
○ 税関記念日。
大蔵省(現在の財務省)が1952(昭和27)年に制定。
1872(明治5)年のこの日、運上所の呼称を「税関」に統一することが決定された。
○ 太平洋記念日。
1520年のこの日、ポルトガルの航海者マゼランが、後に「マゼラン海峡」と命名される南米大陸南端の海峡を通過して太平洋に出た。
天候が良く平和な日が続いたため、この海をPacific Ocean(平和な・穏やかな大洋=「太平洋」)と名附けた。マゼラン自身はフィリピンで原住民に殺されたが、彼の船は初めて世界を一周して帰国し、地球が丸いことを証明した。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
☆彡------☆★☆*------彡☆
■※今日の俳句※■
寄り寄りに水輪つくりて月の鴨
臼田亜浪
遠嶺より日あたってくる鴨の水
桂信子
鴨の布陣河口どこから昏(く)れてよし
加倉井秋を
【季語の解説】
※ 鴨→真鴨・子鴨・鴨の声・鴨の陣。
鴨は雁と同じガンカモ科に属しているので、形や習性は似ている。鴨類のうち、真鴨・小鴨・葭(よし)鴨・長尾鴨・嘴広鴨・などは河口や湖沼で、鈴鴨・黒鴨などは海上・江湾・荒磯などで見られる。
秋、雁と同じころに飛来し、春に北方に帰る。昼間は群れをなして休み、早朝や夜間に草の実・水草を取る。
狩猟が許されているので、鴨猟は狩猟家にとって魅力的である。鴨の肉は非常に美味で、ことのほか喜ばれる。
→春の鴨(春)・引鴨(春)・初鴨(秋)。
【「合本 俳句歳時記(第三版)角川書店」より転載】
☆彡------☆★☆*------彡☆
※わが友に贈る/今週のことば/名字の言※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)11月28日(木)より転載】
☆彡------☆★☆*------彡☆
※わが友に贈る※
励ましの要諦は
悩みをよく聴くことだ。
「分かってくれた!」
その安心が前進への
大きな力となる。
◇※11月28日※◇
☆彡------☆★☆*------彡☆
◇※名字の言※◇
民芸品の製造を手掛ける壮年部員が、明年のえと「午」の張り子玩具を作り終えたのは、秋の初めだった。一息入れて、筆休めかと思いきや、再来年のえと「未」の作品を考案する正念場という
▼
「来年の事を言えば鬼が笑う」というが、“仕事の鬼”は2年後に思いを巡らす。彼いわく「“未来”への発想を開けるかどうかは、思考の出発点となる『今』が、どれほどの生命力にあふれ、いかに深い決意に立っているかで決まる」
▼
仏法では、今を未来の因とする「本因妙」の精神を重んじる。過去にとらわれたり、現状に甘んじることなく、未来を主体的に変え、人生を開きゆく今の一念と行動の大切さを教える
▼
若くして父を亡くした彼は、進学を諦めた。社会に出るが、体が弱く、志したエンジニアの道は断たれた。紆余曲折を経て、民芸品の職人に。
そんな時、仏法に出あった。自身の現状は不運な過去の結果と嘆く心が一転した。“信心で鍛えた情熱で、今、ここから未来を創り上げてみせる”。光を求める人生から、自らが輝く生き方に変わった
▼
先頃、彼のもとに、海外から受注が舞い込んだという。郷土玩具から起こした彼の事業は、活躍の舞台を世界へと広げた。彼自身の新時代も、力強く開幕する。
(城)
☆彡------☆★☆*------彡☆
◆浩ko・ 編集後記◆
今日も有難う御座います。和井弘希です。皆さまのご健康と無事故をお祈りしております。
散歩道の池に鴨が沢山やってきている。
日々の生活の疲れも、鴨の行列を見ていると、心が癒される。
・・・ホッとする。“ほんまに、ホッとする”
俳句では、兵が陣を敷いているのに見立てて鴨の陣と呼ぶ。
少し高い柵のうえから見ているのだが・・・!
どこよりも又どこよりも鴨の陣
和井弘希
☆彡------☆★☆*------彡☆
、