和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

若芽25/小説「新・人間革命」  

2013年11月19日 06時59分57秒 | 新・人間革命


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)11月19日(火)より転載】


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若芽25(11/19)

 子どもたちの食事が終わりかけたころ、創立者・山本伸一からの図書の寄贈が発表された。子どもたちから、歓声と大きな拍手が起こった。

 続いて、創価女子学園を代表して、高校三年の生徒が、マイクに向かった。

 「東京創価小学校の新入生の皆さん、入学おめでとう。たくさんのかわいい弟や妹ができて、私たちは、とても嬉しいです。

 皆さんのかわいい笑顔を思いながら、みんなで、このマスコット人形を作りました」

 マスコット人形は、子どもの拳ほどの大きさで、リスや魚などの形をしており、毛糸やフェルトで作られていた。彼女たちは、児童全員の分を用意してくれていたのだ。

 児童代表の二年生の男子にマスコット人形が渡されると、再びランチルームは、歓声と拍手に包まれた。

 「嬉しいね。ありがとう!」

 最初にお礼を言ったのは、伸一であった。

 同じ創価の園に学ぶ姉として、後輩にあたる小学生の入学を喜び、人形作りに精を出してくれた真心が、彼は嬉しかったのだ。

 学校教育とは、児童と教師の関係だけで成り立つものではない。児童とクラスメート、先輩と後輩、さらに、姉妹校との交流など、あらゆる関係が教育環境となっていく。その広範な人間の結合に、創価一貫教育の誇るべき特長もあるといえよう。

 これらの贈呈に対して、一年生の女子児童があいさつに立った。

 「たくさんの贈り物、ありがとうございます。お礼に、みんなで歌を歌います」

 そして、「春が来た」の合唱となった。

 かわいらしい、元気な歌声が響いた。

 体全体でリズムを取りながら大声で歌う子もいれば、はにかむように上目遣いで伸一の方を見ながら歌う子もいた。

 歌が終わると、伸一は言った。

 「うまい! 上手だね! 私がこれまでに聴いた歌のなかで、いちばん上手でした!」

 子どもたちの屈託のない笑みが広がった。


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霰(あられ)/今日の俳句 第1414号

2013年11月19日 05時47分25秒 | 今日の俳句

◇霰(あられ)/今日の俳句◇
       ◇※第1414号※◇
      

 2013年(平成25年)11月19日(火)

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■ 11月19日。
  世界トイレの日(World Toilet Day)。
 世界のトイレを研究しているシンガポールのJack Sim氏が設立したWorld Toilet Organization(世界トイレ機関、WTO)が制定。2001年の同機関の設立日。

○ 鉄道電化の日。
 鉄道電化協会が1964(昭和39)年に制定。
 1956(昭和31)年のこの日、米原~京都が電化され、東海道本線全線の電化が完成した。

○ 農協記念日。
 全国農業協同組合中央会(JA全中)が制定。
 1947(昭和22)年のこの日、「農業協同組合法」が公布された。

○ 緑のおばさんの日。
 1959(昭和34)年のこの日、通学する児童を交通事故から守るための学童擁護員(緑のおばさん)の制度がスタートした。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  足もとに旅の霰のすぐたまる
         加倉井秋を


  素湯(さゆ)吞んで霰を見たる近江かな
         安東次男
  

  霰みな吸ひこまれゆく茶山かな
         守山琴女


【季語の解説】
※ 霰(あられ)→玉霰・夕霰・初霰。
 雪霰と氷霰がある。雪の結晶に水滴が凍りつき、不透明な白い粒になって降るのが雪霰。
 雪の多い地方で降雪の前後に降る。雪霰の回りに薄く硬い氷がついたものが凍霰。玉霰は霰の美称。

【「合本 俳句歳時記(第三版)角川書店」より転載】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)11月19日(火)より転載】


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     ※わが友に贈る※


  信念と慈愛の

  女性の声こそ

  社会を変えゆく力だ。

  婦人部・女子部の

  尊き奮闘に最敬礼!

      ◇※11月19日※◇


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    ◇※名字の言※◇


 学校の柔道部で“柱”の存在だった中等部員が転校することになった。「俺がいなくても強い柔道部になれよ」「お前も転校先で頑張れよ」。仲間とエールを交わし、それぞれが新出発した



数カ月後の柔道大会団体戦。中等部員が加わったチームは決勝戦へ。なんと、対戦相手は彼が以前いた学校。激戦の末、彼のチームが優勝した。試合後、「いつの間に、こんなに強くなって」「次は負けないぞ」と、再びエールを交換。互いの存在が、力を磨く糧となっていた



今春、音楽隊の創価グロリア吹奏楽団が福島県で「福光の春コンサート」を開催した。演奏会には福島の同志のほか、原発事故で避難した人、被災地の学校に通う子どもたちと家族らが招かれた



演奏会の最後、楽団員がマイクを取った。「復興の追い風に、との思いで演奏しましたが、逆に、『本物の勇気』を教わりました。これから挑む吹奏楽コンクールで日本一を勝ち取り、必ず、皆さんに感謝の報告をします」



この瞬間、楽団員と来場者は、それぞれの目標へ、互いを高め合う存在になった。同楽団は約束通り、日本一に輝いた。福島の友も負けない日々を前進している。慰め合うだけが「友」ではない。“良きライバル”は“良き友”である。
         (代)
 
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◆浩ko・ 編集後記◆
 今日も有難う御座います。和井弘希です。皆さまのご健康と無事故をお祈りしております。
 
  一行詩の出雲の国のしぐれ雲
         和井弘希


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11月18日(月)のつぶやき

2013年11月19日 01時36分33秒 | 日本

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