和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

若芽12/小説「新・人間革命」  

2013年11月02日 07時04分37秒 | 新・人間革命


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)11月2日(土)より転載】


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若芽12(11/2)

 山本伸一は、“最初の授業”に参加した児童たちと一緒に、一階の一年一組の教室を出た。二階に移動し、理科室、図書室、家庭科室、マルチパーパスルーム(多目的教室)、音楽室、放送室を見て回った。

 家庭科室では、東京創価小学校の姉妹校である関西の創価女子中学・高校の数人の生徒が、歌の歌詞などを毛筆で書いていた。

 彼女たちは、春休みで関東方面に帰省していた生徒たちであった。
 
“同じ創価学園に小学校が開校し、弟・妹たちが入ってくることになるのだから、自分たちも入学式のお手伝いをしたい”と、応援を申し出たのである。

 伸一は、その話を教員から聞くと、彼女たちに言った。

 「やっぱり、そうだったか。きっと、皆さんが、手伝いに来てくれるのではないかと思っていたんです。ありがとう!

 私は、そうした心をもつ皆さんに育ってくれたことが、嬉しいんです」

 伸一は、彼女たちに、小学校開校を記念して鉛筆を贈った。

 それから、校長の新木高志に語った。

 「創価小学校でも、他人のことを思いやれる、心の真っすぐな子どもを育てていきましょう。人間の心を失った、冷酷なエリートをつくってしまえば、民衆が苦しみます」

 伸一は、教育の再生といっても、その根本は、温かで優しく、豊かな心を育てることにこそあると確信していたのである。

 マルチパーパスルームでは、教員と卓球をした。教師一人ひとりをよく知り、心を通わせ合いたかったのだ。さらに、音楽室では、ピアノも演奏した。

 伸一は、教員たちを、彼の人間主義教育を分かちもち、学校という現場で実践してくれる同志であると考えていた。いわば、伸一の、さらには恩師・戸田城聖の、創価教育の父・牧口常三郎の分身ともいうべき存在である。

 それだけに、固く強い、心のスクラムを組みたかったのである。

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落穂/今日の俳句 第1398号

2013年11月02日 06時28分17秒 | 今日の俳句

◇落穂/今日の俳句◇
       ◇※第1398号※◇
      

 2013年(平成25年)11月2日(土)


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■ 11月2日。
○ 阪神タイガース記念日。
 タイガース後援会等が制定。
 1985(昭和60)年のこの日、日本シリーズで阪神タイガースが西武ライオンズを破り、38年ぶり、2リーグ化後初の日本一になった。

○ キッチン・バスの日(家庭文化の日)。
 キッチン・バス工業会が制定。
 11月3日の「文化の日」の前日に家庭文化のあり方を考える日にと制定した。また、Kitchen-BathのK・Bがアルファベットの11番目・2番目でもあることにも由来する。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  裏比叡も落穂拾ひも昏(く)れてゆく
         大橋越央子


  落穂拾ふいつしかひとりだけの道
         加倉井秋を
  

  雨足のゆるくなりたる落穂かな
         七田谷まりうす


【季語の解説】
※ 落穂→落穂拾ひ。
 稲を刈り取ったあとの田や畦、道端などに落ちている稲穂のことである。貧者や手伝人に落穂を与える風習が各地にあった。
 畦道や田の面に、老人、女、子供が出て落穂拾いをする風景も昔はよく見られた。しかし、稲作をも軽視しがちな近来の農政のもとでは、捨てられたままの落穂をよく見かける。
 ミレーの画に「落穂拾い」があるが、西洋での落穂は麦である。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】



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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)11月2日(土)より転載】


     ※わが友に贈る※

  英知の旗手・学生部よ!

  新しき発想と行動で

  時代をリードせよ!

  最高峰の哲理を学び

  縦横に語りゆけ!

      ◇※11月2日※◇


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    ◇※名字の言※◇


名字の言
 待望の子どもを授かったが、半年が経過した妊婦検診の時、胎児に“影”が見つかった。その女性は、無事に子どもを出産するが、“影”は残った。正体は、小児がんの一種である神経芽細胞腫だった



医師から、手術か自然治癒かの選択を迫られた。“小さな体にメスを入れたくない”。後者を選んだ夫婦は、「わが子の健康な細胞よ、目覚めよ!」と、必死に題目を唱え続けた。やがて19ミリの腫瘍は縮小し、子どもは元気になった。信心に無理解だった女性の母も、孫の蘇生に感激し、入会した


「希望学」の研究を進める経済学者の玄田有史氏は、「希望は、きびしい状況のなかで、先がみえないからこそ、勇気をもって前に進むために必要」と言う。希望は与えられるものではなく、自分でつくり出すもの、と氏は強調する(『希望のつくり方』岩波新書)



“仏の生命を開く”と説く日蓮仏法は、信行の実践によって、誰もが自身の生命に、仏界という永遠の幸福境涯をあらわしていけると示す。過去がどのようなものであろうとも、「現当二世」、すなわち、常に「現在」を全力で生き、「明日」を開いていく生き方を教える



信心とは、無限の希望の異名なり。その確信と喜びで、総本部完成の11月を進みたい。
       (芯)


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◆浩ko・ 編集後記◆

 10月31日の秋の園遊会に出席した山本太郎参院議員が天皇陛下に手紙を直接手渡しした問題で、各党会派からも批判がでており、マスコミの緊急世論調査でも“83パーセント”が相応しくないと出ている。
 山本議員は、「マスコミが騒いだから」とマスコミに転嫁する発言をしている。私は一国民としても“トンでもない事”と思う。
 参議院は6年の任期である。本人が辞任しない限り辞めさせることはできない。橋下大阪市長が言っているように「法律に書いてないからと言って、なんでもしていいとは、日本人なら分かっているはずだ!信じられない」といっている。まったく同感である。まら民主党の大畠章宏幹事長は「一つのマナーというのがある。国会議員だから何をしてもいいということではない」と批判している。
 山本議員は、マスコミ報道によれば極左団体の支援を受けた議員らしい。国民にとる厳しい監視が必要である。

 
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加倉井秋を先生と私

2013年11月02日 04時51分19秒 | 暦日抄


 ぺンキ屋が書いても秋てふ字は淋し
         加倉井秋を
 昭和37年、私は「櫻」という俳句雑誌を、島根県飯石郡頓原町(現飯南町)から出版しました。その時、(題字『櫻』と『近影・五句』)を送って励まして下さったのが頂いたのが、加倉井秋を先生でした。
 私の義姉が沢木欣一先生が主幹の「風」会員でしたので、私も一緒に「風」に投句しておりました。 秋を先生は、「風」の同人でもありましたので、先生のの句が好きだった私は、先生にお手紙を差し上げたのではないかと思います。「櫻」も2号で終わりましたし、その「櫻」も先生から頂いた原稿もありません。今考えると、惜しい宝物を紛失したものです。
 加倉井秋を先生は、本名を昭夫といい日本を代表する建築家です。昭和45年には武蔵大学の教授に迎えられています。
 俳句は、富安風生に学び、昭和16年には、風生主宰の「若葉」編集長となります。戦後も、絶えず俳壇中央で活躍され、昭和34年には「冬草」を主宰されました。
 丁度、秋を先生が「冬草」を主宰された、2~3年後に、私が無理難題のお願いをしたことになります。考えてみると当時、物心両面にわたり先生はご多忙の時です。
 そんな折、田舎の高校生のために「無料」で「題字」と「近詠」を送って下さった、先生の人柄が忍ばれ、素晴らしい指導者と思います。
 先生は、昭和63年6月2日死去されます。78歳でした。句集に「風祝(かざはふり)」「胡桃(くるみ)」など残されていますが、一度、お会いしてお礼を申したかったです。

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11月1日(金)のつぶやき

2013年11月02日 01時36分22秒 | 新・人間革命

ブログを更新しました。 『神無月(神有月)/今日の俳句 第1397号』 amba.to/1bH2JlK


ブログを更新しました。 『若芽11/小説「新・人間革命」     』 amba.to/1bH7T1l