和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

若芽15/小説「新・人間革命」       

2013年11月06日 07時41分36秒 | 新・人間革命

      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)11月6日(水)より転載】


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若芽15(11/6)
 山本伸一は、日本の小学校教育の現状を考えれば考えるほど、創価小学校を開校して模範の

教育を行い、進むべき教育の道を示さねばならないと痛感してきた。

 創価女子中学・高校が開校した一九七三年(昭和四十八年)の五月、国際教育到達度評価

学会(IEA)が主催した「国際理科テスト」の結果が発表されている。日本は、小学校(参加十六カ

国)、中学校(同十八カ国)ともに、スウェーデンやアメリカ、イギリスなどを凌ぎ、トップの成績であった



 しかし、もろ手を挙げて誇れる状況では決してなかった。当時、「知育偏重」「詰め込み教育」など

の指摘が繰り返されていたように、人間教育は忘れ去られていたからである。

 学歴偏重から、国立や有名私立大学の付属中学校、中高一貫の有名校への受験が過熱化し

、進学塾通いや模擬テストに追われる小学生が少なくなかった。その学習は、ともすれば暗記中心の

詰め込み主義となっていた。しかし、学校の授業だけでは志望校への合格は難しいことから、それが

歓迎されていたのだ。

 さらに、学校教育でも、学習内容は次第に盛りだくさんになり、一方で、授業についていけない児

童も増えていたのである。

 また、都市開発などによって、遊び場は失われ、皆で遊ぶ子どもたちの姿は、ほとんど見られなくなっ

ていた。児童の体格はよくなっているにもかかわらず、体力・運動能力は停滞の傾向にあり、さらに、

虫歯や喘息なども増加していたのだ。

 学齢期にあたる小学生は、学校生活や交友関係のなかで、社会への適応力を培っていくとともに

、知的興味も増し、思考力も一段と発達する年代である。また、体力的にも基礎をつくる大切な時

期といってよい。

 過熱化する受験競争のなかで、知育ばかりが重視され、徳育、体育はなおざりにされていたのだ。

それによって教育は、大きな綻びを見せ始めていたのである。

 教育の根本には、人間をいかにとらえるかという、正しい人間観がなければならない。

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草の穂/今日の俳句 第1402号

2013年11月06日 07時04分31秒 | 今日の俳句


◇草の穂/今日の俳句◇
       ◇※第1402号※◇
      

 2013年(平成25年)11月6日(水)

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■ 11月6日。
○ 戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー(International Day for Preventing the Exploitation of the Environment in War and Armed Conflict)。
 2001年11月の国連総会で制定。
 戦争や武力紛争が終結後も長年にわたって環境被害が続くことから、その防止を目的としている。

○ お見合い記念日。
 1947(昭和22)年のこの日、東京の多摩川河畔で集団お見合いが開催された。
 結婚紹介雑誌『希望』が主催したもので、戦争のため婚期を逃した20~50歳の男女386人が参加した。会場で相手を探し、終了後、最高3人までの身上書を申し込むという仕組みだった。

○ アパート記念日。
 1910(明治43)年のこの日、東京・上野に日本初の木造アパートが完成した。東京・上野の「上野倶楽部」で、5階建て70室の木造アパートだった。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  一靡きしたる穂草の力なし
         林原耒井


  草の穂海へひと日に飛びつくす
         篠田悌二郎
  

  けふはけふのかぎりをとんで草の穂
         鷹羽狩行


【季語の解説】
※ 草の穂→草の絮(わた)・草の穂絮・穂草。
 イネ科やカヤツリグサ科の雑草(えのころ草・刈萱・芒・蚊帳吊草など)は、秋に穂花を出す。それがほつれて棉杖になったものを「草の絮(わた)」ともいう。
 一見、花も実も区別がつきにくい。草の穂は子供たちの遊びの道具になり、また絮が風に乗って飛び散り、種がばらまかれる。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)11月6日(水)より転載】


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   ※わが友に贈る※

  尊き新聞長をはじめ

  本紙の拡大に尽くす

  全ての皆様に最敬礼!

  配達員の方々にも感謝。

  聖教と共に広布へ!

      ◇※11月6日※◇

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    ◇※名字の言※◇

シナノ企画のDVD「地域変革への挑戦」が好評だ。主人公は熊本県水俣市の青年。彼の茶園で作る紅茶は今、個人農園としては全国一の生産高を誇る



“海のかたきを陸で討つ”――同じ水俣で12年前、農協の選果場長が語った言葉が耳に残る。水俣ではかつて、工場廃液に大量に含まれる有機水銀のため、廃液が流された海の魚を食べた人々が次々と病を発症。魚は全く売れなくなった。農産物でさえ、水俣産と聞くと、消費者は手を引いた



“海で受けた苦しみを、通常よりずっと安全な農産物を作って晴らそうではないか!”。農家たちの挑戦が始まる。農薬などの使用を5割減らせば「特別栽培」と呼べるが、あえて7割減に挑戦。生食用のタマネギにこだわり、今、地域のブランドに成長する



DVDの青年もまた「水俣に住む僕らは、環境の大切さを身にしみて知っています」と。病虫害を乗り越えて実現させた無農薬栽培は、地域の課題をわが使命と捉え、懸命に努力したたまものだ



池田名誉会長は、水俣の同志に万感の思いを込めて語った。「この水俣の地にあって、『人間革命』即『社会の宿命転換』の原理を、証明していっていただきたい」。先駆を走る青年の挑戦が、故郷を宝土へと変えていく。
       (由)
 
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◆浩ko・ 編集後記◆
 今日も有難う御座います。和井弘希です。
 皆さまのご健康と無事故をお祈りしております。

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●馬琴忌
 『南総里見八犬伝』の作者・曲亭馬琴の1848(嘉永元)年の忌日。
 南総里見八犬伝の作者は曲亭馬琴(滝沢馬琴)。文化一一(一八一四)年から天保一三(一八四二)年まで、完成に二八年を要した、『水滸伝』に範を取った長篇伝奇小説。
 仁義八行の玉を求めて八犬士が悪人や妖怪と戦いを繰り広げていく、因果応報、勧善懲悪の原理に貫かれた波乱万丈の物語。

●桂郎忌
 俳人・小説家・随筆家の石川桂郎の1975(昭和50)年の忌日。
 明治42年8月6日生まれ。家業の理髪業をつぐ。昭和12年石田波郷らの「鶴」に投稿をはじめ,横光利一に師事した。戦後「俳句研究」「俳句」の編集長をつとめ,「風土」を主宰。
 36年第1回俳人協会賞,50年蛇笏(だこつ)賞。昭和50年11月6日死去。66歳。東京出身。本名は一雄。句集に「含羞(がんしゅう)」,小説に「剃刀(かみそり)日記」など。
【格言など】柚子(ゆず)釜の香をありありと病臥(びょうが)かな(「四温」)

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11月5日(火)のつぶやき

2013年11月06日 01時35分36秒 | 暦日抄

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