和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

若芽32/小説「新・人間革命」

2013年11月27日 05時12分55秒 | 新・人間革命

      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)11月27日(水)より転載】


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若芽32(11/27)

 全校児童の合奏のあと、「たなばたさま」「お月さまの願い」の合唱が続いた。声もそろい、元気で見事な合唱であった。司会役の女子児童も、よどみなく、堂々としていた。

 開校から、わずか三カ月だが、児童の大きな成長を感じさせた。

 次いで、校長の新木高志の話が終わると、山本伸一は、児童たちに提案した。

 「せっかくの機会だから、全員で、校長先生をはじめ、先生方に、『ありがとうございます』と言おうよ。先生たちは、いつも、みんなが帰ったあとも、後片付けをし、みんなのことを心配してくださっているんだよ」

 司会の女子児童が頷いて、台に上がって音頭を取り、「先生方、ありがとうございます!」と言った。しかし、児童たちからは、あまり声があがらなかった。皆、気恥ずかしそうな顔をしていた。

 「こういう時は、恥ずかしくても元気な声で言うんだよ。あいさつも、お礼の言葉も、口にするには勇気がいるんです。

 しかし、言わなければ、感謝の思いは伝わりません。また、言ってしまえば、恥ずかしさはなくなるよ。では、もう一度!」

 伸一に促されて、子どもたちは、大きな声で言った。

 「先生方、ありがとうございます!」

 「よくできました。立派なものです。

 お父さんやお母さん、また、お世話になった人には、必ずお礼を言うことが大事です。それが人の道なんです」

 創立者自らが、一生懸命に子どもを躾ける姿に、教員たちは感動を覚えた。

 伸一は、児童たちに尋ねた。 

 「このなかで、お母さんが病気の人は?」

 何人かの手があがった。

 「お母さんが病気だと、いろいろお手伝いもしなければならないし、大変でしょう。でも、その時、お母さんが、“うちの子は、しっかりしているな。立派に育っているな”と思い、安心してもらうことができれば、それが、何よりの恩返しになるんです」


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木菟(みみづく)/今日の俳句 第1422号

2013年11月27日 04時56分13秒 | 今日の俳句
木菟(みみづく)/今日の俳句 第1422号



◇木菟(みみづく)/今日の俳句◇
       ◇※第1422号※◇
      

 2013年(平成25年)11月27日(水)


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■ 11月27日。
○ 更生保護記念日。
 1952(昭和27)年のこの日に東京・日比谷で更生保護大会が開かれたことを記念し、「司法保護記念日」(9月13日)と「少年保護デー」(4月17日)を統合して制定。
 刑務所から出所してきた人たちに更正の道を開くことを目的としている。
 司法保護記念日 <9月13日>・少年保護デー <4月17日>・更生保護制度施行記念日 <7月1日>。

○ ノーベル賞制定記念日。
 1895年のこの日、スウェーデンの化学者ノーベルが、自らの発明したダイナマイトで得た富を人類に貢献した人に与えたいという遺言を書いた。ノーベルの死後、ノーベル財団が設立され、1901年にノーベル賞の第1回受賞式が行われた。
 ノーベルの遺産を元にした基金168万ポンドの利子が、物理学・化学・生理学医学・文学・平和事業の5分野に貢献した人に贈られている。1969(昭和44)年に経済学賞が追加された。
 毎年ノーベルの命日の12月10日に、平和賞はオスロで、その他の賞はストックホルムで授賞式が行われる。
 関聯記念日 ・ノーベル賞授賞式 <12月10日>

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  木菟(づく)が呼ぶ城の鬼門に旧火山
         福田 蓼汀

  木菟鳴くや臥床つめたき奥出雲
          中村苑子
  

  木菟の夜は雪嶺簷(のき)に来て立てる
         堀口星眠

【季語の解説】
※ 木菟(みみづく)→づく。
 フクロウ科の鳥のうち、耳と呼ばれる羽角(飾羽)がある大木葉木菟などの総称。丸い頭にあるこの羽角が兎の耳に似ているので「木菟」と書く。
 夜行性で野鼠や小鳥を捕食する。ウオッ、ウオッウオッと低く鳴く。低山帯の木の洞などに巣を作る。木菟も留鳥で冬季に限らない。

【「合本 俳句歳時記(第三版)角川書店」より転載】


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※わが友に贈る/今週のことば/名字の言※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)11月27日(水)より転載】


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     ※わが友に贈る※


 最も偉大な勝利は
 自分に勝つことだ。
 わが目標を再確認し
 生き生きと挑みゆけ!
 価値ある一日一日を!

      ◇※11月27日※◇


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    ◇※名字の言※◇


空気が冬に変わりゆくのを感じる毎日。だが、滋賀県のある花畑では11月にヒマワリが咲く。例年、この花畑では8月下旬に種をまき、紅葉シーズンに合わせて開花させるという



晩秋のヒマワリを見ても、不思議に違和感を覚えない。生命を輝かせる姿は、見る者を喜びで包む。花は、咲く姿それ自体がいとおしい



イタリアの「花の都」フィレンツェ。かつて池田SGI会長は、近郊のフィエーゾレの丘からその街並みを見渡しつつ青年たちに語った。“ここから見える家々が、将来、たくさん信心していることを確信しよう”と。広布草創の当時、会員数はごく少数だった。その言葉が、同志の前進を太陽となって照らした



その約15年後、当時の青年の一人がフィエーゾレの座談会に出席。会場提供者がフィレンツェの方角を指し示した。そこには、あちこちに会員の家が立ち並んでいる。彼は、皆で妙法の種を植え、育てた歳月を思った。その滋養となったのは、“若芽”の組織が花開くまで、一時もやまない師の励ましであった



法華経は万人の成仏を説く。「人華を潤して 各おの実を成ずることを得しむるが如し」(法華経255頁)と。平和と幸福の人華咲く未来へ、世界の同志と手を取り、進もう。
              (蹴)
 
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◆浩ko・ 編集後記◆
 今日も有難う御座います。和井弘希です。皆さまのご健康と無事故をお祈りしております。
 
  木菟鳴いて胸の裂けゐる夢のなか
         和井弘希

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11月26日(火)のつぶやき

2013年11月27日 01時34分49秒 | 公明党

ブログを更新しました。 『梟(ふくろう)/今日の俳句 第1421号』 amba.to/1biMGyH


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