このところ、テレビや新聞で地球温暖化のことが話題に出ることが多いですね。
農業、漁業に携わっている方は、屋内で仕事をしている人よりもずっとそのことを体感されているかと思います。
今日の日経新聞に「このまま地球温暖化が進めば、21世紀末における日本の平均気温は、20世紀末に比べて最大4.7度上昇するとの試算を環境省がまとめた」という記事が載っていました。
地球上ではマンモスが凍り付いていた時代もあったわけでして、長い目でみると気温の変化は珍しいことではなく、4.7度という数字もそれほど驚くことではないのかもしれません。
でも!
現在の環境を前提に生きているワタシたちにとってはやっぱり大問題です。
今年は「夏がより暑く、そして長くなっている」ことを実感しました。暑さの影響で、苗が害虫にやられ、出来たダイコンの味は軒並み辛く、半結球タイプのハクサイの葉の数はすごく少なくなり、そうそう、例年通りの対応をしたらハクサイの葉は焼けたよな・・・。でも、北軽井沢で仲間と耕している畑では、例年あまりうまくいかないトマトが今年は豊作だったり。。。
新聞によると、農水省では「高温に強い作物」の栽培を農家に呼びかけており、九州では、このところ高温が原因で米の不作が続いているため、既に高温に強い品種を開発し、試験栽培結果も良好だったとのこと。
きっとこれ以外にも、個々の農家さんレベルで、品種の選択や作付け時期の工夫、管理方法の工夫など色んな試行錯誤が続けられているんでしょう。第4期からのセンセであしげさんも、昨年は苗を害虫にひどく食われてしまい、種を3回播き直したっておっしゃっていました。
農業分野でも「いつもどおりの商品」をお客さんに提供するために、お客さんの目に見えないところでものすごい努力がなされていることを改めて考えた今朝の新聞でした。
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第4期農業実践教室は、おかげさまで定員に達しましたので、お申し込みを締め切らせていただきました。 たくさんのご応募をありがとうございました。
2月9日の説明会は、第5期に向けた説明会とさせていただきます。こちらについては、引き続きお申し込みを受け付けておりますので、ドシドシお申し込みください。
小さな広告コラムでした。びっくりしたことは、まず農薬工業会などがあることを始めて知りました。次に意見広告っていったい何なんでしょう? 最後が、農薬を使わないと収穫が減るとえらそうに書いてありましたが、ただ知り得た情報のみで表面的に記述していることが、行間からはっきり読み取れました。このような農薬会社への利益誘導が、食の安全に目覚めた一般消費者に受け入れられるのでしょうかね。
コメントありがとうございます。
実際の広告をまだ確認できていないのでなんとも言えないところではあるのですが、戦後ワーっとまっしぐらに賭け進んできた世の中だったところが、今この時代に、ハタと立ち止まりす価値観やライフスタイルなど、変化しようとしているちょうど過渡期にあるのかなあと思っています。
企業経営でも、農業経営でも、時代に対応し、世の人々に受け入れられなければ生き残っていけないという前提条件の中で、それぞれの信念、経営方針や目標に向かって努力している、というところかと思います。努力の仕方はいろいろなんだな、という感じでしょうか。
本教室は、無農薬で無化学肥料での野菜づくりをお教えしていますが、決して農薬を使う農業そのものを否定しているわけではなく、経営方針によってやり方は違うものと考えております。
コメントをありがとうございます。
ブログへコメントいただけることは、大変ありがたいことであり、いつも楽しみにしております。はっと考えさせられることも多く勉強になります。
これからも、色々なコメントをくださいね!