第11期5回目の農業実践教室。
この日は、大々的に虫退治を行いました。
野菜を食う虫は、蝶や峨が飛来して葉に卵を産み付けて、それが孵化したタイプと、地中を這ってくるタイプの虫がいます。
飛来系は虫よけネットで防げますが、地中を這ってくるタイプの虫はネットでは防げません。
アブラナ科(ハクサイやキャベツ)野菜は、虫が好む野菜です。
しかも、飛来するタイプの虫と地中を張ってくる虫の両方に好まれるため、無農薬(化学合成された農薬を使わない)で作ろうとすると大変です。
たとえば、有機JAS認証の畑で大規模にハクサイを作る場合、虫よけネットをいちいち張っていられません。ですから、ネットを張るということ以外の方法で虫害対策をするのですが、だいたい商品として出荷できる割合は全体の4割程度だそうです。そして、今年は去年に引き続き虫が多く「苗段階で虫にかなりやられた」という話をあちこちで聞きます。
家庭菜園で無農薬でハクサイ、キャベツを作る場合も、当然、虫害対策が大事です。
手作業での虫退治、苦手な方が多いと思うのですが、無農薬野菜づくりでは避けて通れない作業なので、キッチリと体験していただきました。
この日の虫退治は事前にアナウンスしておいたので、Tさんは、「my捕虫器」を作って持参してきてくださいました!
スバラシイ力作です!
さて、虫退治。
まずは、初心者向けの「ニンジンの畝に転がっている虫退治」からスタートしました。
これは楽勝です。
ついでに、混み合っていたニンジンを間引いていただきました。
虫退治、徐々にハードルを上げていきます。
次に退治するエリアは、ブロッコリー、さらにキャベツです。
もうだいぶ大きくなってきているので、収穫のイメージがつきますね。
虫たちは、地面の上に広がった葉の裏に潜んでいたり、結球し始めたキャベツの生長点付近に挟まっていたりします。
生長点の葉は生まれたてなので、とっても薄くデリケートです。虫を探し出すために、手でかきわけてしまうと葉がパキパキと割れてしまいますので、繊細な生長点の虫を探す時には必ずワリバシを使います。箸文化のある日本人で良かった!と思う瞬間です。
そしてそして難易度Aのハクサイです。
ハクサイは、葉の枚数が多いだけでなく葉が折れやすいので、キャベツよりも虫退治の時に気を使います。
皆さんには、秋冬野菜でメインであるハクサイ、キャベツ、ブロッコリー全ての虫退治を体験していただきました。
男性はもちろん、女性の皆さんも本当に頑張ってくださいました!ありがとうございました。
これだけの数をこなしたら、虫がどのあたりに潜んでいるか、もうよく分かるでしょう。
そして今、このタイミングでうろついている虫をしっかり退治できたことは、収穫に向けてものすごくプラスになったと思います。これから段階的に寒さが強まってくるようですので、虫対策モードも徐々に緩和できることでしょう。
それにしても、早く自分達で育てた野菜を食べたいですね~!
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